市場価値3億超…未来の日本サッカー“守護神”が「成長してる」 積み重ねた才能と経験に注目

シント=トロイデン鈴木彩艶【写真:STTV】
シント=トロイデン鈴木彩艶【写真:STTV】

GK鈴木彩艶のセービングにクラブ公式SNSも注目

 ベルギー1部シント=トロイデンでプレーする日本代表GK鈴木彩艶は、今季プレーオフを含めリーグ戦29試合に出場している。A代表としても期待の懸かる守護神について、クラブでもその才能と経験を生かしたセービングを取り上げた。

 鈴木はガーナ人の父と日本人の母を持ち、米国生まれの浦和育ち。浦和レッズの下部組織で研鑽を積み、16歳でプロ契約を結んだ。2023年夏に浦和からシント=トロイデンへレンタル移籍で渡り海外リーグに挑戦。パリ五輪世代でもある鈴木は、24年1月に同クラブに完全移籍を果たしている。

 190センチ93キロの体格を生かしたセービングで、今季はここまで公式戦29試合に出場。アンダー世代での活躍もさることながら、A代表としてもここまで10試合の経験を積んでいる。

 シント=トロイデン公式インスタグラムでは、そうした成長著しい日本代表GKのセーブシーンを厳選しピックアップ。味方に当たりコースが変わった難しいボールを弾き、セットプレーでは勇気ある飛び出しでピンチを凌いでいる。

 日本代表として参加した今年のアジアカップ(杯)では大会5戦(グループリーグ3試合/決勝トーナメント2試合)の全試合で失点した守備陣の脆さも指摘された。こうした背景から鈴木に非難の矛先が向かうこともあったが、自身を持ったプレーの数々にファンも魅了されている。

「浦和の子」
「マジでポテンシャル高い」
「この1年でめちゃくちゃ成長してる」
「すごい」

 そんな鈴木の最新市場価値(3月22日付/ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」)は200万ユーロ(約3億3000万円)。今年開催のパリ五輪でも活躍が期待される鈴木にステップアップはあるのか。日本の未来を背負うホープの今後が楽しみだ。

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