ハンティングが趣味のイブラヒモビッチの獲物自慢に動物愛護団体から非難の声

今年1月にはCMにも登場

 パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、母国の動物保護団体からヘラジカのハンティングを巡り、批判を受ける騒動が起こっている。スウェーデン地元紙「エクスプレッセン」が報じた。
 フランスのリーグ1のクリスマス休暇を母国で楽しんでいたイブラヒモビッチは、ハンティングに出かけ、体重500キロの巨大なヘラジカを「心臓に一撃」で仕留めたという。ここまでのサイズのヘラジカは珍しく、スウェーデンのハンティング協会のボー・スコルド氏は「このような大きさのヘラジカをハントしたことはない」と脱帽した。
 ゴール前同様に雪深きスウェーデンでも決定力を示したイブラヒモビッチだったが、母国の英雄の獲物自慢に、同国の動物愛護団体のカミーラ・ビョルクボム氏が非難の声を浴びせた。「問題行動です。有名人がこのような行為をすることは、ハンティングの支持と同じ意味になるので、問題です」。
 サッカー界にはハンティングを趣味とする名手は多い。イタリア代表の伝説のファンタジスタ、ロベルト・バッジョも狩猟が趣味だった。スウェーデンでもハンティングは合法だ。人口900万人の同国で30万人のハンターが存在する。イブラも2010年から狩猟許可証を保有している。今年1月には母国の自動車メーカー「ボルボ」のテレビCMにイブラヒモビッチが登場。雪原でライフルを携え、ヘラジカに照準を合わせる映像が流れていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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