ミラン黄金期を知るOBが怒りの“構想外”宣告 「プロジェクトから外すべきだ!」

「バッカが下がりミランはチームになった」

「私が思うに、バッカが下がった瞬間からミランはチームになった。デウロフェウは1トップらしい選手ではないが、バッカをプロジェクトから外すことができる存在だ。ミランはバッカがいなくなったことで、全員が100%を尽くせるチームになった。バッカはミランに必要なインテンシティーを出せない選手で、プロジェクトから外すべきだ。純然たる1トップがいなくてもプレーはできる」

 ゴール前での勝負強さが売りのバッカは、献身的なプレーをするタイプのFWとは言い難い。その分、ゴール数でチームに貢献するタイプだと言えるが、今季ここまでのリーグ戦では8ゴール(PK3ゴール)とチームトップの数字を残すものの、そのうち6得点が第7節までに決めたもの。そこからの16試合でわずか2ゴールでは、得点力によって献身性の欠如をカバーしているとは言い難い。

 2人の退場者を出すという苦境に陥ったなかで、ピッチに残った9人のハードワークにより勝利をつかんだ古巣の姿に感銘を受けたレジェンドだったが、利己的なプレーが目立つストライカーに対しては厳しい言葉を並べた。4試合連続ノーゴールでの途中交代となったバッカは、構想外を要求するレジェンドの厳しい言葉に奮起することができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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