本田の同僚からトーレス移籍を惜しむ声 「誰もが学ぶことしかなかった」

理解を示したボナベントゥーラ

 アトレチコ・マドリードへの期限付き移籍で合意に達しているACミランの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの移籍を惜しむ声がチーム内から起こった。
 ドバイ合宿中のMFジャコモ・ボナベントゥーラは、クラブの公式番組「ミラン・チャンネル」でわずか3カ月でのトーレスとの別れを惜しんだ。
「誰もがトーレスからは学ぶことしかなかった。彼は規範となるプロフェッショナルだった。実際は、ミランに短い時間しか在籍しなかったけれど、みんな彼と信頼関係を築くことができた。彼にはもっと時間が必要だったんだ」
 前半戦の最後に左ウイングの定位置を手中に収めた万能型アタッカーは、トーレスと同じ今夏の移籍市場の閉幕寸前でミランへと加入した。トーレスは1トップのレギュラーを確約されていたが、右足首のねんざの影響で定位置を失う不運があった。だが、練習場で高いプロ意識を示し、周囲との信頼関係を築いていたという。不運が続いたトーレスとは対照的に、ボナベントゥーラは着実に結果を出し、現在はミランの若きエースであるFWステファン・エル・シャーラウィからポジションを奪った。
「彼が心から愛するクラブであるアトレチコ・マドリードに再び戻れるチャンスを目にしたら、それをつかむ以外になかったと思う」
 トーレスのあまりに短い期間でのミランとの惜別と、古巣復帰に、ボナベントゥーラは理解を示していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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