途中交代の松木玖生が自省「ただ単にプレーが良くなかった」 中盤の役割へ今後の課題とは?

FC東京の松木玖生【写真:Getty Images】
FC東京の松木玖生【写真:Getty Images】

川崎との“多摩川クラシコ”で0-3完敗

 FC東京は3月30日、J1リーグ第5節の川崎フロンターレ戦で0-3の完敗。“多摩川クラシコ”でホームチームに屈する形となった。先発するも後半途中交代となったU-23日本代表MF松木玖生は「今日は距離感が良くなかった」と試合を振り返っている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 1点ビハインドの後半19分、FC東京のピーター・クラモフスキー監督は一気に3人の選手交代を行った。FWディエゴ・オリヴェイラを投入して、ターゲット役を最前線に置く。中盤でボールを拾い、前を向いてゲームを作る選手が重要になってくるという場面で、ゲームキャプテンでもある松木は、FW荒木遼太郎、MF遠藤渓太とともにベンチへと下げられた。

 試合後の記者会見で後半39分のDF木本恭生を下げて、DF中村帆高を投入した選手交代について、オーストラリア人監督は「木本を代えようとは思っていなかったが、本人が厳しいという話だった」と、選手から交代を求める声があったと認めた。だが、その前の3人交代については「フレッシュな選手を出すことを考えた。そこまで試合に大きな場面があったわけではないから」と説明していた。

 ミックスゾーンで松木は「全体的に川崎さんの方が強度のところも、運動量のところも上回っていたかなと思いました」と試合を総括し、「自分たちが試合中に求めているビルドアップの仕方だったりは、チャレンジできたと思います。そこが悪いのではなく、切り替えのところ。押し込まれた時に、さらに自分たちが盛り返していくとか、さらに前にプレスをかけることができずに、相手に自由を与えてしまったと思います。この間の福岡戦(3-1)はそれができていたと思いますが、今日は距離感が良くなかった」と反省した。

 試合中に課題を修正できなかったことについて「そういう話し合いをもちろんしないといけないと思うし、そうしないと逆転だったり、点数を決めることはできない。選手たちは各々わかっていると思いますが、そういうコミュニケーションも大事になってくると思う」と、意思を統一する重要性を語った。

 選手入れ替えでやろうとすることを変える状況となったなか、自身の交代については「ただ単にプレーが良くなかったからかなと思います」と自省し、「修正点でいえば、背後を狙うことも少なかったですし、自分と太郎くん(荒木)のところでボールを失っていましたけど、そこで良い状態で前向きでボールを受けて、そこからの展開で始まるサッカーだと思う。そういうところは怖がらずにパスを受けながら攻撃を牽引していけるように、次からしていけたらいいかなと思う」と自身の課題を口にした。

 ここからは、週中にもゲームがある連戦となる。松木は「今日は負けてしまいましたけど、ここから連戦になると思いますし、こっち(FC東京)に関してはメンバーも揃っています。次の試合に勝てるようにゴール前のところやビルドアップのところを修正したい」と、チームとして取り組むべきことを強調した。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング