ミランのイタリア代表MFが負傷で今季絶望 不可解にも見えた本田の残留に影響か

ウイングとボランチ兼務のボナベントゥーラが手術 執刀医は「復帰は来季になる」と明言

 ACミランの4年ぶりの欧州カップ戦出場獲得に向けて悲報が届いた。イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが左太ももの故障で手術を受けることになり、今季絶望と診断されたことが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督から絶大な信頼を受け、ミランの左ウイングと左ボランチを兼務していたボナベントゥーラが29日のウディネーゼ戦(1-2)で負傷。太もも内側の左長内転筋腱の損傷で手術を受けることが決まった。

「彼の復帰は来季になると考えている。オペ中に想定外のことが発生しなければ、だ」

 執刀医のサカリ・オラバ氏はそう語ったという。過去の手術例から今季中の復帰は絶望的と見られている。さらに「私はバンクーバオリンピックの前にスキーヤーのピーター・フィルと同様の手術をした。彼は4カ月間で戻った。フットボールの世界ではそんなに早い復帰はできないだろう」と明かしている。

 日本代表MF本田圭佑は今季先発1試合でベンチ要員となっている。移籍市場最終日にプレミアリーグ降格危機のハル・シティからオファーを受けたが、これを固辞。最終的にミラン残留となった経緯があった。

 今季はこのままベンチを温め続けることが濃厚視されていた本田だが、ボナベントゥーラの戦線離脱もあり、出場機会を手にすることができるか。不可解なミラン残留の裏にはボナベントゥーラの一件も関係していたのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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