遠藤航が手こずった18歳新鋭が飛躍…ベリンガムらスターに並ぶ可能性に英メディア注目

マンUのコビー・メイヌー【写真:Getty Images】
マンUのコビー・メイヌー【写真:Getty Images】

ユナイテッドの18歳MFメイヌーの飛躍に脚光

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドの18歳MFコビー・メイヌーは今季の活躍により、ブラジル代表とベルギー代表と親善試合を行うイングランド代表に初招集された。この勢いのまま今夏に開催される欧州選手権(EURO)のメンバーにも名を連ねると期待を集めている。

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 メイヌーは2023年1月にユナイテッドのトップチームにデビュー。当時から注目をされていたものの、今季は負傷で出遅れたが、昨年末から出番を増やし、今ではレギュラーに定着。U-21イングランド代表からの飛び級を果たした。

 英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は、昨季のデビュー時から注目を集めていたメイヌーの台頭についてこう報じていた。

「ユナイテッドが昨夏により賢く、より前のめりになってセントラルMFを探し求め、デクラン・ライスや遠藤航のような選手を獲得してれば、彼らがこの18歳にここまで頼ることはなかっただろうし、ギャレス・サウスゲイト監督もEURO2024のワイルドカードとして評価することもなかった」

 ユナイテッドは昨夏の移籍市場でモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトを獲得するもここまでの活躍は期待に応えるものではなく、ブラジル代表MFカゼミーロも負傷の影響か調子を落としている。ライバルクラブが中盤の補強をヒットさせていた一方で、ユナイテッドにとってメイヌーの活躍は怪我の功名だったようだ。

 そして、同紙はメイヌーがプロデビューしてすぐにEURO出場を掴み取ったFWマーカス・ラッシュフォードやMFジュード・ベリンガムらの足跡を辿る可能性についても言及していた。

「イングランド代表の問題はすでにクオリティーではなく、準備の問題のように見える。サウスゲイトはジュード・ベリンガムのうしろでライスと並んで試合のテンポをコントロールできる選手を求めている。彼がウェストハムへローン移籍したカルバン・フィリップスに固執したのもそのためだ。

 メイヌーはその(監督が求める)選手になれるかもしれない。彼はすべてのツールを持っている。特にポジション的な規律の面ではそこまでのレベルには達していないが、ライスのような運動能力を持った選手の隣でプレーすることはいくつかの穴を埋める助けにはなるかもしれない」

 FAカップ準々決勝のリバプール戦(4-3)で日本代表MF遠藤航ともマッチアップし、局面の攻防で鋭いプレーを連発したメイヌー。スターダムへの階段を駆け上がる18歳はEURO行きの切符を手にすることができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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