田中のゴールで先制も追加点は奪えず

　日本代表は3月21日、北中米ワールドカップ（W杯）アジア2次予選で北朝鮮とホーム国立競技場にて対戦。MF田中碧（デュッセルドルフ）のゴールで1-0の勝利を飾った。開始早々の先制弾から追加点を奪えなかった日本に対し、韓国メディアは「北朝鮮は日本の欧州組の攻撃を“1点”に抑え込んだ」と言及している。

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　日本は前半2分、ファーサイドへのクロスをMF堂安律が折り返し、ボールがこぼれたところで再び堂安が中央へラストパス。それを攻撃参加してきた田中が蹴り込んだ。

　電光石火の先制弾となったが、その後はなかなかネットを揺らせず。後半にはロングボールで攻撃の圧を強める北朝鮮に対し苦戦する場面もあった。それでも3バックへの変更などで安定感を取り戻した日本はリードを守り切り1-0でホーム勝利を収めている。

　日本のスタメンにはヨーロッパクラブで活躍する選手が並んだ。GK鈴木彩艶から始まり、前線には南野拓実（ASモナコ）、堂安律（フライブルク）、上田綺世（フェイエノールト）など実力ある先発11人全員が海外組だった。

　韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は「北朝鮮は日本の欧州組の攻撃を“1点”に抑え込んだ」と報道。日本の得点が「1」にとどまった点について「日本は全選手海外組を送り込んだ。立ち上がりは良かったが、日本の攻撃は何度も阻まれた」と北朝鮮の守備の効果を指摘している。

　日本は後半途中より遠藤航（リバプール）や浅野拓磨（ボーフム）、小川航基（NECナイメヘン）など新たな選手を投入し追加点を狙った。ただ最終的に「北朝鮮の堅い守備を突破することはできなかった」と後半戦の苦戦を伝えていた。