現地メディアはあるシーンに注目

　イングランド1部リバプールは3月14日、UEFAヨーロッパリーグ（EL）決勝トーナメント1回戦セカンドレグでスパルタ・プラハ戦と対戦し、6-1の圧勝を収めた。2試合合計11-2の完勝でベスト8進出が決定。日本代表MF遠藤航は先発出場して45分間プレーし、攻守に貢献した。リバプール専門メディア「Empire of the Kop」はFWモハメド・サラーに出したパスを称賛している。

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　リバプールがタイトル獲得へ1歩近づいた。前半7分にFWダルウィン・ヌニェスが先制点を決めるとゴールラッシュの狼煙を上げる。その1分後に追加点、2分後には遠藤が起点となって最後はサラーが決めた。同14分にはFWコーディ・ガクポがチーム4点目。開始から15分経たずに4点のリードを奪った。同42分には1点返されたが、最終的には6-1の大勝だった。

　遠藤は45分間プレー。そのなかで、リバプール専門メディア「Empire of the Kop」は「遠藤航のサラーへの正確なパスは興行的だった」と見出しを打って「遠藤はレッズのスコアシートに載った5人の中には入っていなかったが、今夜の前半でアンフィールドに興行的な瞬間をもたらした。センターサークル付近でルーズボールを拾った日本人MFはディフェンスの背後に抜け出したサラーに絶妙なスルーパスを通した」と、1本のパスを称賛。さらに「これはこの夜、リバプールの背番号3が試みた46本のパスのうち成功した44本のパスのうちの1本。精度は96パーセントという驚くべきもので間違いなく最高のパスだった」と称えた。

　このパスのほかにもゴールの起点にもなった遠藤。「ゴール以外にも楽しむことができた」と、その活躍が認められた現地メディアからの高評価だった。