リバプールDFファン・ダイク、痛恨失点は「自分の責任」 英代表OB酷評「学生のようなミス」

ファン・ダイクが痛恨ミスを猛省【写真:ロイター】
ファン・ダイクが痛恨ミスを猛省【写真:ロイター】

ファン・ダイクとアリソンがお見合いするような形でアーセナルに2点目を献上

 イングランド1部リバプールは現地時間2月4日に敵地でアーセナルと対戦し、1-3で敗れた。オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、ブラジル代表GKアリソンとの連係ミスから決勝点を献上したことについて「全責任は自分にある」と振り返った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

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 勝ち点51で首位を走るリバプールと、同46でその背中を追いかける3位アーセナルとの上位対決。前半14分にアーセナルがイングランド代表FWブカヨ・サカのゴールで試合の均衡を破った。ドイツ代表MFカイ・ハフェルツのシュートが防がれたこぼれ球を、サカが抜け目なく押し込んだ。

 対するリバプールも前半終了間際にコロンビア代表FWルイス・ディアスの粘りからブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのオウンゴールを誘発し、同点でハーフタイムを迎えた。しかし、後半22分にまさかの展開から勝ち越しゴールを献上する。

 アーセナルが最終ラインのガブリエウからロングボールを前線に放り込む。ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリとの競争になったファン・ダイクは相手の前に身体を入れて、飛び出してきたGKアリソンにクリアさせようとしたが、アリソンはボールを蹴り出すことができず。2人の間にこぼれたボールをマルティネッリが無人のゴールへ流し込んだ。ファン・ダイクとアリソンは、お互いにどちらが先にボールに触れるべきかの判断を迷ったようなプレーとなった。

 リバプールはその後、フランス代表DFイブラヒマ・コナテが2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利となったうえ、後半アディショナルタイムにはベルギー代表FWレアンドロ・トロサールにダメ押しゴールを決められて万事休す。勝利したアーセナルがリバプールとの勝ち点差を「2」に縮め、暫定2位に浮上した。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」で解説を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、「ファン・ダイクはヘディングするべきだった。バウンドさせてはいけない。学生のようなミスだ」とファン・ダイクの判断ミスを指摘。また、同じく解説の元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏も「2人のワールドクラスの選手があのようなミスをするなんて非常に驚いた」とDFとGK間の連係ミスについて言及していた。

 そして、ファン・ダイク自身も「2点目の責任はすべて自分にある」と振り返った。

「あれは試合の大きなターニングポイントになった。もっと上手く対応できたし、いい判断ができたはずだった。僕にとっても、ほかのチームのみんなにとっても痛いミスだ。ハーフタイムのあと、僕らはとても良かったし、チャンスもあった。試合を支配していたし、ここの雰囲気も緊迫していった。あのターニングポイントの責任は僕にある。僕がクリアすべきだった。フットボールでは、一瞬の判断ミスであのようなことが起こりうる。このようなことは僕のキャリアのなかであまりないタフな出来事だった。上手くいかなかったことから学び、立ち直りたい」

 今季は絶好調で、ここ数年の低迷から完全に脱したと評価されているファン・ダイクは、失点に絡む自らプレーに悔しさをにじませていた。

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