米「ESPN」選出のアジアトップ10プレーヤー 2位に岡崎、8位に本田がランクイン

日本人トップの気取らない28歳

 米大手スポーツサイト「ESPN」が特集した2014年のアジアトップ10プレーヤーランキングで、マインツのFW岡崎慎司が2位に、ACミランFW本田圭佑が8位にそれぞれ選出された。
 1位は、独強豪レバークーゼンの韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン)。寸評では「W杯で良く、ブンデスリーガでとても良く、チャンピオンズリーグでは素晴らしかった。韓国代表は忘れられない2014年になった」と高く評価されている。UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグで5得点を決め、2シーズン連続の決勝T進出に貢献した。孫は「2014年、アジアで最もエキサイティングな選手」と絶賛されている。
 2位はブンデスリーガでゴールを量産する岡崎。寸評では日本サッカー界における岡崎の立ち位置を紹介している。
 
「本田と香川真司の隣で気取らない28歳は、日本最高のトリオの3番目に位置する」
 アルベルト・ザッケローニ前日本代表監督時代から前線の核となっていたトリオで自ら認めるほど、最も“地味”な存在だった泥くさいストライカーは今年、ワンランク上のステージでの活躍を見せている。
「だが、岡崎はサムライブルーのメンバーがうらやむような最も高名な結果を残した。岡崎が魅力的に若干劣るマインツでプレーし、代表の仲間ほどの注目や喝采を浴びていないが、それこそが彼の過小評価をより際立たせている。彼はブンデスリーガで15得点を記録し、香川の日本人最多得点記録を抜いた。すでに今季8得点を記録しており、もう一人のシンジは成長する一方だ」
 本田、香川を差し置き、岡崎は日本人最高の評価を受けた。
 3位はアルヒラルのサウジアラビア代表FWナセル・アル・シャムラニ。AFCチャンピオンズリーグで10得点を挙げ、クラブを大会決勝に導き、2014年アジア最優秀選手賞を受賞したことが評価の対象となった。だが、30歳のストライカーは大会決勝戦で相手に唾を吐き、公式戦8試合出場停止になった。
 4位はアジア杯オーストラリア大会で日本代表と初戦を戦うパレスチナ代表のアル・ファイサリーFWアシュラフ・ヌマン。5月のAFCチャレンジカップの決勝フィリピン戦でのゴールが評価されている。無名な存在だが、アジア杯でそのベールを脱ぐことになりそうだ。
 5位はイラン代表のアル・シャハニアDFメフラダッド・ポーラディ。欧州でも実績を誇るカルロス・ケイロス監督の秘蔵っ子はW杯ブラジル大会で対峙したリオネル・メッシと対抗するなど、輝きを放った。27歳のハードワーカーには欧州移籍の可能性もあるという。

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