アジア杯の日韓戦確率「68%→50%」下落 13%から一時急上昇も…「不幸中の幸いか」

日本代表と韓国代表【写真:ロイター】
日本代表と韓国代表【写真:ロイター】

16強で日韓戦実現の可能性に注目、各国の思惑が飛び交う第3戦へ

 森保一監督の率いる日本代表は、アジアカップのグループリーグ2試合を終えて1勝1敗で2位につける。1位通過の可能性はすでに消滅しており、1月24日の第3戦・インドネシア戦はグループ突破を懸けて戦う。16強で日韓戦実現の可能性も浮上していたなか、海外メディアは「日韓戦の確率68%→50%に微減」と伝えた。

 初戦のベトナム戦で4-2と勝利した日本は、第2戦のイラク戦で1-2と敗戦。第3戦のインドネシア戦は引き分け以上で2位通過が決まる一方、敗れれば3位で他グループの結果次第となる。

 日本が2位通過の場合はグループEの1位と対戦することになり、そこで日韓戦の可能性が浮上している。韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は「16強日韓戦の確率68%→50%に微減…(韓国が)サウジと対戦の可能性36%に急上昇」と注目している。

 韓国は初戦でバーレーンに3-1と勝利し、第2戦でヨルダンと2-2の引き分け。グループEは勝ち点4で韓国とヨルダンが並び、得失点差でヨルダンが1位、韓国が2位という状況だ。

「韓国がヨルダンに勝利していれば、ベスト16で日本と対戦する確率は非常に高かっただろう。大会前、サッカー分析会社『OPTA』が算出した16強での日韓戦確率はわずか13%だった。多くの人が日本と韓国は、アジアカップ決勝で対戦すると予想した。その期待は、日本と韓国が初戦で勝利して強まった」

 当初の予想とは異なり、第2戦で日本が敗れ、韓国が引き分けた結果、日韓戦の確率にも変化が生じた。「しかし日本がイラクに敗北し、ベスト16での日韓戦の確率が急上昇。13%だった確率は、日本のイラク戦敗北後に68%まで跳ね上がった。もし韓国がヨルダンに勝利していたら、韓国の1位通過の可能性が非常に高まり、ベスト16での日韓戦の確率は70%を超えていただろう」と言及している。

 16強で日韓戦が実現する確率は微減しているものの、依然として起こり得るシナリオだ。「不幸中の幸いか、韓国はヨルダンと引き分け、ベスト16での日韓戦の確率は下がった。日本がグループDで2位の確率は92.8%と依然として高い。韓国がグループEで1位突破の可能性は54.2%と算出された。両方が同時に起こる確率は50.2%だ」と続けた。

 韓国が2位通過の場合はグループFの1位と対戦するが、現時点では強豪サウジアラビアの可能性が高い。「現在、グループFの1位はロベルト・マンチーニ監督率いるサウジアラビアだ。サウジの1位突破の可能性は83.5%。韓国がサウジと16強で激突する可能性は36.3%と推定されている」と展望した。

 第3戦でグループDの日本はインドネシア、グループEの韓国はマレーシア、グループFのサウジアラビアはタイと対戦するなか、決勝トーナメントも見据えて各国の思惑が交錯する形となりそうだ。

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AFCアジアカップカタール2023
グループリーグ第3戦
日本代表 vs インドネシア代表
日時:1月24日(金)20時30分キックオフ
ゲスト:小野伸二
解説:槙野智章
現地リポート:佐藤寿人
実況:野村明弘
配信:DAZNにて独占ライブ配信
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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