久保建英と親友イ・ガンインのアジア杯「僕も頑張らなきゃ」 日本の至宝が感じる“エース論”【現地発】
勝てば決勝トーナメント進出が決定
森保一監督率いる日本代表は1月19日、カタール・ドーハでアジアカップ・グループリーグ第2戦イラク戦に臨む。4-2で勝利を飾った初戦のベトナム戦から数人入れ替える模様。MF久保建英(レアル・ソシエダ)らコンディション調整で練習への合流が遅れた組は無理をさせない可能性がある。勝てば決勝トーナメントが決まる一戦で、途中出場が濃厚な久保だが、親友・韓国代表MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン=PSG)とともに今大会を牽引する存在になる。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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「まずはチームの結果が一番なんで、僕がどうこうはないですけど、出た試合で『やっぱり久保活躍しているな』と数字上でも、試合を見た人も思ってもらえるような活躍はしていきたい」
久保が決意を新たにするアジア杯。そのなかで刺激となっているのが親友の存在だ。イ・ガンインとは幼きころからスペインでともにプレーしてきて、マジョルカ時代に共闘。ともにエース、至宝として大会の注目選手となっている。
久保は初戦のベトナム戦で途中出場。負傷のため合流も遅れていたが、約10分間の出場時間で圧倒的な活躍を見せての1アシストをマークした。一方のイ・ガンインも初戦のバーレーン戦で2ゴールして勝利に貢献。特に1点目の弾丸ミドルシュートで注目を浴びた。
「彼自身やっぱりゴールゲッタータイプではないので、そういった選手が2ゴール取るっていうのは、『2点取ったんだ』という驚きもありますけど、仲良くしている選手が活躍すると、例えばヨーロッパやっている時の日本代表のチームメイト(が活躍する)、そういった似たような感覚があるので、僕も頑張らなきゃなと思います」
韓国戦は見ていなかったという久保。今は自身のことに集中しながら、ピッチに立ったらいかにゴールを生み出すか考えている。
「ゴールも取れたらベストですけど、クラブで点を取れているので、代表でそんな欲張らなくてもいいかな、と。自分が取るときは取ればいいし、出すときは出せばいいし、自分のゴールで勝利できればベストですけど、本当に個人スポーツじゃない。取る人が取って勝てればいいかなと思います」
すでにフォア・ザ・チームに徹す姿勢は数字に残っている。今日のイラク戦でも必ずその“価値”を示してくれるはずだ。