Jリーグ最年長MVPの中村憲剛、子どもの指導で難しさを実感 「教えすぎることの危うさ感じた」

サッカークリニックで子どもたちに指導 「飲み込みの早さと吸収力」に驚く

 2016シーズンのJリーグ年間MVPに、史上最年長の36歳で輝いた川崎フロンターレの元日本代表MF中村憲剛が、8日に自身のブログを更新し、7日に富士通スタジアム川崎で開催した「KENGO Academy CLINIC presented by Lenor」について振り返った。

 中村が直接子どもを指導するとあって人気を博すサッカークリニックは、今回で2回目の開催となったなか、「子どもたちにとってこのクリニックが刺激になり、ヒントを掴んだり、先に進むきっかけになればこれほど嬉しいことはありません」と思いを綴っていた。

 そして、中村が「今回も感じましたが…」と特筆したのは、子どもたちのスポンジのような吸収力だったという。「子ども達の飲み込みの早さと吸収力にはホントに驚きでした」と率直な思いを語った一方、子どもへの指導で難しさも体感したようだ。

「それと同時に子どもたちが素直な分、教えすぎることの危うさも感じました」

 指導した分だけ子どもたちは吸収するが、伝えすぎることで「自分で考えて理解した上で積極的にプレーすること」が疎かになる可能性があるとも感じたようだ。そのなかで「蔑(ないがし)ろにしてはいけない部分、譲れない部分」を次のように記している。

 

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