7部からアーセナル移籍の“シンデレラボーイ” 自動車工場を解雇され「新しい仕事に就こうかと…」

衝撃のステップアップを果たしたDFブラモール 「僕はベントレーで働いていた」

 イングランドのノーザン・プレミアリーグ(7部相当)のヘドネスフォード・タウンでプレーしていたアマチュア選手、20歳のDFコーエン・ブラモールは、イングランド屈指の名門クラブであるアーセナルへの移籍という衝撃のステップアップを果たしたが、これまで平日は自動車工場で勤務していた事実を明らかにした。英公共放送「BBC」が報じている。

「僕はクルーのベントレー自動車で働いていたんだ。僕は生産ラインにいた」

 ブラモールはこう話した。月曜日から金曜日まで午前6時半から午後5時15分まで働き、その合間に火曜日と木曜日にアマチュアチームで練習していた

「こういうシフトをこなして、クルーからバーミンガムに通って、火曜日と木曜日に練習する。そこで土曜日に試合をすることは、すごく疲れるんだ」と、ブラモールはこれまでの生活を語った。そして、サッカーと業務の両立を年末の厳しい日程でこなすことが難しく、自動車会社からは12月20日に解雇されたという。

「どうすればいいのか分からなかった。ヘドネスフォードからのアルバイト代ではなくて、月給が必要だった。新しい仕事に就こうと考えていたんだ。その時にアーセナルから、電話が水曜日にあった。アーセナルで入団試験を受けるんだ、と言っていた。どういうこと? 仰天したよ」

 

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