リバプール遠藤を「恋しく思うだろう」 圧巻スタッツ披露→アジア杯参加で離脱に現地嘆き「大きな穴」

遠藤航の離脱に現地嘆き【写真:Getty Images】
遠藤航の離脱に現地嘆き【写真:Getty Images】

リバプールはニューカッスルに4-2で勝利、遠藤は後半30分までプレー

 イングランド1部リバプールは現地時間1月1日、プレミアリーグ第20節でニューカッスルと対戦し、4-2で勝利を収めた。日本代表MF遠藤航は先発を飾り、後半30分までプレー。ここ数か月にわたって安定したパフォーマンスを披露している遠藤に対し、現地メディアはニューカッスル戦のスタッツを紹介したうえで「リバプールは離脱する彼を恋しく思うだろう」と指摘している。

 アンカーで先発出場した遠藤は前半20分、FWルイス・ディアスがボールを奪われたところを即座にタックルして奪い返す。ショートカウンターを発動し、MFドミニク・ソボスライからディアスへとパスが渡った際にペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。遠藤が起点となって手にしたビッグチャンスだったが、キッカーを務めたFWモハメド・サラーのシュートは相手GKに阻まれてしまった。

 それでも後半4分、華麗なパスワークから最後はサラーが押し込んで先制。同9分に同点とされるも、同29分にMFカーティス・ジョーンズの得点で勝ち越すと、FWコーディ・ガクポが同33分に追加点をマークした。同36分に1点差とされるが、同41分に再びPKを獲得し、サラーが今度は成功させ4-2で試合を締め括った。遠藤は後半30分で途中交代した。

 この試合でMFアレクシス・マック・アリスターは長期離脱から復帰したなか、遠藤は8試合連続出場で見事な穴埋めを披露した。今月に開催するアジアカップに向け、このままチームを離脱することになるが、リバプール専門メディア「Anfield Index」は公式X(旧ツイッター)で「ワタル・エンドウの新たなトップパフォーマンス」と投稿している。

 同メディアは「彼はピッチ上で最も多くのパス数(61)を成功させ、ピッチ上で最多のチャンス数(3)を生み出した。91%のパス成功数を誇り、球際で非常に落ち着いていた」とスタッツを紹介したうえで「リバプールは離脱する彼を恋しく思うだろう」と、その重要性を強調していた。

 また英紙「デイリー・メール」でも「アフリカネーションズカップへのサラーの離脱が見出しを飾るが、遠藤がアジアカップへ旅立つことは、リバプールのチームに大きな穴を空けることになる」と報じている。主力の負傷により回ってきたアピールの機会を、遠藤は見事に物にしたようだ。

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