鎌田大地、来夏ラツィオ退団を伊メディア予想 「すべての要素が6月の別れを示唆」

ラツィオの鎌田大地【写真:ロイター】
ラツィオの鎌田大地【写真:ロイター】

ラツィオ加入後、本領発揮に至らない状況を踏まえ去就を予想

 イタリア・セリエAのラツィオに所属の日本代表MF鎌田大地について、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が去就の予想を報じている。アジアカップの存在と、契約オプション行使の権利がどちらにあるかがポイントにされた。

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 鎌田はドイツ1部フランクフルトを昨季限りで契約満了により退団。今夏には移籍金が必要ない選手として多くのクラブから注目を集め、イタリア・セリエAの名門ACミランへの移籍が秒読みとされた。しかし、ミランが強化体制を刷新したことなどから頓挫し、8月に入ってから同リーグのラツィオとの契約が発表された。開幕からスタメンを続けた鎌田だが、9月の代表活動明けからベンチスタートが続いた。

 間もなく開く冬の移籍市場の時期だが、レポートでは「ラツィオの中盤で唯一、未知数な要素が鎌田だ。確かに、これまでに見せたものとは違ったパフォーマンスが期待されていた。ラツィオとの“結婚生活”はうまくいっていないし、挽回の可能性も小さい。しかし、アジアカップがあるために冬の移籍市場で旅立つことは難しいだろう」として、1月の移籍は可能性が低いものと捉えられている。

 一方で、3年契約とされている中でも実際は1年契約と2年の契約延長オプションであるとイタリアで報じられてきているなか、それについて「この契約オプションは鎌田サイドのみが行使できるものであり、クラブは行使できない。伝わってくるところによると、元フランクフルトのMFは自分の選択に満足しておらず、イタリアのサッカーに適応できていないようだ。すべての要素が6月の別れを示唆しているが、サッカーとは物事がすぐに変わるものでもある」として、現状が変わらない限り鎌田が契約オプションを行使せずに来夏もフリーの立場で移籍することを選ぶだろうと予想している。

 マウリツィオ・サッリ監督にとって鎌田の位置づけは大きなものでないのがここまでの流れだが、イタリアメディアの予想どおりに1シーズンでイタリアの首都ローマを去ることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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