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浦和に敗戦のレオン指揮官「日本が大きく成長していることは分かっていた」 試合後に解任も発表【現地発】
「町全体が希望に溢れていただけに、とても残念だ」
浦和レッズは12月15日にサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)の大会初戦で北中米カリブ海代表クラブ・レオン(メキシコ)と対戦。途中出場のFWアレックス・シャルクの決勝ゴールで1-0の勝利を収めた。レオンのニコラス・ラルカモン監督は「町全体が希望に溢れていただけに、とても残念だ」と話した。
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前半は浦和にもレオンにもペナルティーエリア内に切り込んでシュートを放つビッグチャンスがあった。浦和はMF大久保智明がGKに1対1をセーブされ、レオンはFWアルフォンソ・アルバラドがペナルティーエリア内の左サイドからシュートを放つも、浦和の鉄壁守備陣の一角DFマリウス・ホイブラーテンが見事にコースを押さえたスライディングでカットした。
そして後半33分、浦和は前線でFWホセ・カンテが収めたところからシャルクがペナルティーエリア内まで切り込んで先制ゴールを決めた。その後、レオンはキャプテンマークを巻いたDFウィリアム・テシージョが2枚目のイエローカードで退場処分になり、ビハインドを跳ね返せずに終わった。セットプレーでも圧力をかけてきたメキシコの雄だったが、1試合でサウジアラビアから去ることになった。
ラルカモン監督は「極めて拮抗した試合で、ゴールと退場で均衡が崩れるまではどちらが優位でもなかった。残念ながら相手はチャンスを生かし、我々は生かせなかった。この重要な経験から学び、今後に生かさなければならない。町全体が希望に溢れていただけに、とても残念だ。手は尽くした」と試合について話した。
そして、「レオンが世界の舞台に立ったことは後に評価されるだろうが、今日だけは別だ。日本が大きく成長していることは分かっていた。今日の試合はそのことを改めて示しただけで、驚きはなかった」と、近年、代表チームがW杯や国際親善試合でドイツ代表やスペイン代表といった強豪に勝利していることも念頭に置いたようなコメントを残してスタジアムを後にした。
さらに試合を終えて数時間後、レオンは公式サイトで「今夜の時点で、ニコラス・ラルカモンはクラブの監督を退任した。私たちが期待していたプロジェクトを打ち切ることになるため、我々にとっては非常に苦渋の決断だ」と声明を発した。浦和に敗れたゲームは、ラルカモン監督にとってレオンでのラストゲームになったようだ。