J2今季MVPの町田FWエリキ「今はタイトルを取った喜びに浸りたい」 長期離脱も受賞に感謝

今季のJ2MVPはエリキが受賞【写真:(C) FCMZ】
今季のJ2MVPはエリキが受賞【写真:(C) FCMZ】

「2023 J2リーグアウォーズ」が12月7日に開催

 今季のJ2リーグで活躍したチームや選手を表彰する「2023 J2リーグアウォーズ」が12月7日に開催された。今季のMVPは、優勝したFC町田ゼルビアのFWエリキが選出され、オンラインでの記者会見でエリキは「この賞を受け取ることができ、全ての方に感謝したい」と話した。

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 エリキは母国ブラジルから2019年夏に横浜F・マリノスに加入して1年半プレー。その後、中国の長春亜泰で2シーズンプレーした後に、今季から町田に加入。リーグ30試合で18得点を決めるなど、チームのJ1昇格に貢献した。ベストイレブンにも選出されたエリキは、ダブル受賞となった。

 受賞したエリキは、8月に「左膝前十字靭帯断裂、外側半月板損傷、内側側副靱帯損傷」の大きな負傷をして全治8か月と診断されて離脱していることもあり、母国ブラジルからのオンラインで会見に参加。あらためて受賞に際して「この賞を受け取ることができ、全ての方に感謝したい。みんなでまとまってプレーした結果、得られたと思う」と話した。

 そのうえでエリキは「J2で優勝すること、チームの歴史に名を残すと宣言したけど、その目標がかなって嬉しい。ポジティブにものを捉える性格なので、チームメートともに達成した優勝とJ1昇格ができたと思う。来シーズンはJ1で町田が数々の快挙を成し遂げられるように、武器は勝者のメンタリティーだと思うのでベストを尽くして目標を達成していきたい」と話した。

 今季はJ2でのプレーとなったが「J1でプレーした時には他クラブがかなりラインを高くしてくるのでスピードを有効活用できたが、J2ではブロックを低くしてきたので背後を有効活用しづらかった。ただ、J2の選手にもかなりレベルの高い選手がいると実感したし、そのなかで町田が優勝できたのは素晴らしい」と話した。

 負傷と復帰の見通しについては「今はタイトルを取った喜びに浸りたい」として多くを語らなかった。来季に再びJ1でプレーするエリキが、昇格初年度の町田を牽引する活躍を見せられるか期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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