「日本人との衝突は最悪の結末」 久保建英へのタックル→相手DFが重傷…“被害者”も心配の事態に現地注目

レアル・ソシエダの久保建英【写真:ロイター 】
レアル・ソシエダの久保建英【写真:ロイター 】

ソシエダはオサスナと1-1のドロー 久保はフル出場

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間12月2日、ラ・リーガ第15節でオサスナと対戦し、1-1と引き分けた。日本代表MF久保建英はフル出場を果たしたなか、後半6分に相手DFホアン・モヒカが久保に対しスライディングタックルを行った際に負傷し、そのまま途中交代を余儀なくされた。現地メディアは「日本人との衝突は最悪な結末を迎えた」と取り上げている。

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 右サイドで先発を飾った久保は得意とするカットインから左足のシュートで幾度となくオサスナのゴールマウスを襲ったが、ネットを揺らすまでには至らず。チームは開始早々の前半2分に先制点を奪われるも同41分に同点としたが、下位に沈むオサスナを相手に手痛いドローとなった。そんななか、後半6分に久保が右サイドでボールを持った場面でアクシデントが発生する。

 味方からパスを受けた久保は右サイドでモヒカとマッチアップすると、切れ味鋭いカットインで中央へとボールを運ぶ。モヒカは置き去りにされぬよう力一杯に足を伸ばしてスライディングタックルし、久保を転倒させることでプレーを止めた。立ち上がった久保はラフプレーに怒りを滲ませてモヒカに詰め寄ろうとするが、右膝を抱えながらピッチで悶絶するモヒカの姿を見ると、表情が曇って心配する様子を見せていた。

 モヒカは左足でタックルを行ったが、対象の久保との距離が空きすぎていたのもあり、着地の際に不自然な体勢で右足に体重を乗せてしまう格好となった。スペイン紙「Diariode Navarra」は「この試合は、憧れの的であるクボが見せる新たなダンスとして躍動的な印象を持たれるものとなったかもしれない。しかし、最終的には異なる結末となった。モヒカが膝に重傷を負った日として記憶されることになるだろう」と取り上げている。

 記事では「モヒカがクボからボールを奪おうとした際、衝撃が起きた。日本人との衝突は最悪な結末を迎えた。リプレーを見れば、疑いの余地はなかった。膝が伸びすぎていたのだ。即座に交代が告げられた」と説明していた。尚、試合後に受けた検査の結果では、前十字靭帯の損傷で長期離脱を余儀なくされると伝えられている。

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