名和田我空を対戦国スペインも称賛 一時同点の華麗ミドル弾「なんというシュート」「祖国に希望を与えた」

スペイン戦でゴールを決めた名和田我空【写真:Getty Images】
スペイン戦でゴールを決めた名和田我空【写真:Getty Images】

前半40分、名和田は右足の鮮やかなシュートを決めて一時同点に

 U-17日本代表は11月20日、インドネシア開催のU-17ワールドカップ(W杯)で決勝トーナメント1回戦スペイン戦に1-2で敗戦。ベスト16で無念の敗退となった。スタメン起用されたFW名和田我空(神村学園高2年)は一時同点となるゴールを決め、スペインメディアも「祖国に希望を与えた」と称賛している。

 スペインがボールを持つ時間が長くなった立ち上がりの前半8分、FWフアン・エルナンデスの中央へのパスがFWマルク・ギウと合わずに抜けたところ、2列目から上がってきたMFキム・ジュニエントにペナルティーエリア内へ入り込まれてシュートを決められ、日本は0-1のビハインドを背負ってしまった。

 その後は日本がプレスを高くした反面、背後のスペースを使われそうになる危険な場面もあった。日本はMF佐藤龍之介が流動的にポジションを変えてボールに関わり出した前半の半ばからは敵陣に入る回数を増やしていった。すると前半40分、右サイドから佐藤が中央に入れたボールを受けたFW名和田我空が右足シュートを相手の外側から巻き込んで決め、1-1の同点に追いついて前半を終えた。

 しかし後半29分、サイドから中央へ一発のスルーパスを通されてしまうと、ギウにGK後藤との1対1を決められてしまい再び1点ビハインドを背負った。スペインのポゼッションで残り時間の猛攻という形を作らせてもらえなかった日本はこのまま1-2で敗戦。ここで大会から姿を消した。

 そのなかで、名和田の同点ゴールはインパクトを残したようで、スペインのテレビ番組「Gol Caracol」は「ガク・ナワタ、なんというシュートだ!」と見出しを打ち、「ナワタはビッグゴールを決め、祖国に希望を与えた」と称えていた。

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