38歳GKと17歳GKの21歳差対決へ

　後半に入ると両チームともにチャンスを作りながらも生かせない展開が続いた。ミランはスソからFWカルロス・バッカのホットラインでユベントスゴールを脅かすも、GKジャンルイジ・ブッフォンの好セーブもありゴールには至らず。ユベントスも途中出場のFWパウロ・ディバラが惜しいシュートを放ちながらもゴールは生まれずに延長戦へ突入した。

　延長戦に入るとミランは決定機を逃したバッカに代えてFWジャンルカ・ラパドゥーラを投入。しかし、ユベントスがチャンスを作る展開になり、延長後半にDFパトリス・エブラのシュートがゴールネットを揺らしながらオフサイドで取り消され、終了間際にはディバラがエブラのラストパスにフリーで合わせながら、クロスバーの上に大きく外した。

　さらにラストプレーでは、エブラが浮き球でゴール前に入れようとしたボールがミランDFマッティア・デシリオの腕に当たったが、主審の判定はノーファウル。PKのチャンスを逃したユベントスが猛抗議したが認められず、試合の行方はPK戦にもつれ込んだ。

　PK戦は38歳のブッフォンと17歳のドンナルンマによる21歳差の“ジャンルイジ対決”に。ブッフォンはミラン1人目ラパドゥーラのキックを読み切ってストップすると、ユベントスは2人目のFWマリオ・マンジュキッチがクロスバーに当てて失敗。4人目を終えて3-3の同点で5人目を迎えた。