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チームスタッフもビックリ? 日本代表SBの“変人ぶり”に内田篤人氏も仰天「変人!」
DF中山が昨年のリハビリ期間の振り返る
イングランド2部ハダースフィールドに所属する日本代表DF中山雄太が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida‘s FOOTBALL TIME」に出演し、MCの元日本代表DF内田篤人氏と対談した。そのなかで中山は、昨年のリハビリ期間の振り返りや、出場できなかったカタール・ワールドカップ(W杯)について語っている。
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2021-22シーズンにオランダ1部PECズヴォレからハダースフィールドに加入した中山だが、加入1年目はアキレス腱断裂の大怪我に見舞われた。それでも今シーズンは完全復活を果たし、ここまでリーグ戦10試合に出場して1アシストを記録している。
ここまでの自身のパフォーマンスについて「70点」と言う中山は、内田氏に足りない30点について聞かれると、「連戦が多くて、連戦になるとパフォーマンスが維持できないこと。数字にこだわっているが、残せていないので、もっともっとやらないといけない」と説明した。
中山が右アキレス腱断裂の大怪我を負ったのは、カタールW杯メンバー入りが発表された翌日のことだった。負傷した時の様子を聞かれた中山は「(アキレス腱が)切れた時に分かりました。ただ、その時は別の薬を飲んでいたので、受傷時は痛くなかったのですが、明らかに耳元にブチッと音がしました。W杯のメンバー発表もあったから『何かあるかもしれない』と思って担架に乗ってドレッシングルームに行ったのですが、そこで(アキレス腱が切れていることが)分かった」と、詳細に振り返った。
W杯出場というのは、サッカー選手にとって夢でもある。そのW杯の出場メンバーに選ばれていたにもかかわらず、負傷で出場が断たれたとなればショックも大きいだろう。だが、中山は「正直、あまり落ち込まなかった。(W杯に)出られないって、すぐに分かりましたが、次に向けて気持ちが動いていました。自分自身でも『W杯にそれくらいの気持ちだったのか』と思ってしまいました。次回大会には、絶対に出たいと思っていますが、当時は本当にショックがなかったことには驚きました」と明かした。
このエピソード以上に内田氏を驚かせたのが、リハビリ中の中山のメンタルだった。ボールに触れないばかりか、日常生活を取り戻す過程から入るリハビリ期間は、多くの人にとって苦痛だが、中山は「『楽しい、楽しい』って言いながらやっていたので、チームスタッフもビックリしていました」と笑うと、キャリア終盤は長期のリハビリに苦しんだ内田氏は思わず「変人!」と突っ込んだ。これに対しても中山は「よく言われます」と、笑ってみせた。
離脱中には、日本代表のチームメイトたちからも連絡が来たという。頻繁に連絡をくれた選手として挙げたのは、DF板倉滉(ボルシアMG)だった。「怪我の前から連絡もくれていましたが、怪我の時も連絡をくれました」と言う。また、DF冨安健洋(アーセナル)を交えて、日本代表の森保一監督と会ったことも明かし、「ロンドンで一回、冨安と会いました。僕のリハビリ期間中に会っていただいて、代表のことを知れたし、代表の状況を聞けたので、自分の意識にも変化がありました」と、刺激を受けたという。
カナダ戦(4-1)で代表復帰をした際には「嬉しさよりも、もっとやっていかないといけない気持ちが強かった」という中山。この先の北中米W杯予選やカタールで来年1月に開催されるアジアカップなどでは、出場できなかったカタールW杯の分まで活躍が期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)