マンU、規律違反サンチョを放出へ 130億超で加入も期待外れに…英紙「ローン移籍でも合意」

ファーストチームから外れているジェイドン・サンチョ【写真:ロイター】
ファーストチームから外れているジェイドン・サンチョ【写真:ロイター】

テン・ハフ監督との衝突によってトップチームから追放

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFジェイドン・サンチョはエリック・テン・ハフ監督との衝突によってトップチームから追放されている。2021年夏に7300万ポンド(約133億円)の高額移籍金でユナイテッドに加入したが、もはや退団は避けられないような状況となっている。英紙「デイリー・メール」によれば、ユナイテッドは大きな損失も受け入れる構えだという。

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 開幕から途中出場での起用が続いていたサンチョはプレミアリーグ第4節アーセナル戦(1-3)でついにメンバー外となった。試合後、テン・ハフ監督は練習でのパフォーマンスに基づいてサンチョをメンバーから外したことを明らかにしたが、サンチョはSNSを通じてこれに反論。「長い間スケープゴートにされている」などとテン・ハフ監督からの扱いに不満をぶちまけた。

 チームの規律を乱したサンチョはトップチームから除外され、個別でのトレーニングを続けている。いまだにサンチョから指揮官への謝罪はなく、このまま1月の移籍市場で放出されるとの噂が過熱している。

 高額移籍金でドイツ1部ボルシア・ドルトムントから加入したサンチョだが、その金額に見合う活躍を見せているとは言い難く、放出となればユナイテッドにとっては大きな損失となる。とはいえ、このままではチームの不満分子となりかねないだけに、ユナイテッドは損失も覚悟で放出する構えのようだ。「デイリー・メール」紙は、クラブにとってチーム内の規律を保つことのほうが重要だと指摘している。

「クラブは今夏にも4500万ポンド(約82億円)での移籍を受け入れる用意はあった。1月にはその後の完全移籍が保証されているのであれば、ローン移籍でも合意するだろう。ユナイテッドはオーレ・グンナー・スールシャールやラルフ・ラングニックの下で失われた規律を回復させるために招聘したテン・ハフをサポートし、サンチョの大きな損失も受け入れる覚悟がある」

 ユナイテッドは元恋人への暴行疑惑の捜査のために離脱していたブラジル代表FWアントニーがチームに合流したものの、ブライトン1部の日本代表MF三笘薫やスペイン1部レアル・ソシエダの久保建英への関心も取り沙汰されるなどサイドアタッカーは手薄な状況だ。それでも指揮官との対立が解消される様子のないサンチョの退団はもはや既定路線となっているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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