敗れた日本「最上の戦力ではないと想起」 日韓戦後スコアの「U-22」表記に韓国注目

韓国代表がアジア競技大会3連覇を達成【写真:ロイター】
韓国代表がアジア競技大会3連覇を達成【写真:ロイター】

アジア大会決勝後、JFA公式SNS上のスコアに韓国注目

 中国・杭州で開催されたアジア競技大会の男子サッカー決勝で、韓国代表はU-22日本代表を2-1で下し、金メダルを獲得。6度目の頂点に立ち歓喜に沸いたなか、韓国内では日本サッカー協会(JFA)公式SNS上に掲載された決勝スコア表記が話題に。韓国メディアは「珍しい表記法を披露して注目を集めている」と伝えている。

 今大会の日本は、大会規定に定められた24歳以下のメンバー構成ではなく、来年のパリ五輪へ戦力の底上げを図った側面から、22歳以下のチームとして出場。大学生10人が含まれるなど、金メダル獲得で兵役免除となる韓国とは戦力面で差のある顔ぶれとなりながらも、決勝へ駒を進めた。

 日韓対決で注目を集めた決勝で、日本は前半2分にFW内野航太郎のゴールで先制も、その後2点を奪われ逆転負け。韓国の選手たちによる歓喜の瞬間を目の前で見届ける形となったなかで、韓国日刊紙「国民日報」はJFA公式SNSが記したこの試合のスコア表記が国内で注目を集めていることを伝えている。

 JFAの公式SNS上では「U-22 Japan 1-2 Korea Republic」と掲載されたことから、記事では「アジア大会の国家代表チーム間の勝負ではなく、『22歳以下日本代表チーム対韓国代表チーム』の勝負として描写した。『最上の戦力ではない』という点を想起させる狙いがあると考えられた」と綴られ、ネット上の反応にも触れている。

 ファンからは「若いチームを構成したからといって敗北の言い訳にはならない」「精神勝利に過ぎない」という主張が寄せられたといい、母国代表チームだけではなく、惜しくも決勝で敗れた日本の動向にも目が向けられていた。

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