セルティック旗手は「序列で抜かれ…」 3季目の苦闘に現地辛辣「かつてのように見えない」

セルティックでプレーする旗手怜央【写真:ロイター】
セルティックでプレーする旗手怜央【写真:ロイター】

セルティックでの苦戦ぶり露わ、CLラツィオ戦もプレーぶりに現地言及

 英衛星放送「BBC」は、今週末の注目選手としてスコットランド1部セルティックの日本代表MF旗手怜央をピックアップした。セルティックに加入して3シーズン目を迎えている旗手は、まさに真価を問われている状況にあると言えそうだ。

 セルティックは、10月4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で日本代表MF鎌田大地を擁するイタリア1部ラツィオに1-2の逆転負けを喫した。この試合に旗手は先発出場したが、後半27分に交代でベンチに退いている。

 記事では出だしから「高額な移籍が噂された旗手だが、かつての輝きを取り戻すことに苦しんでいる」と、現状を厳しく指摘。そして、夏にはアンジェ・ポステコグルー監督を追うようにプレミアリーグのクラブへ移籍する可能性があったことを伝えている。

「プレミア行きが噂された旗手だが、ブレンダン・ロジャーズ新監督の下ではMFデイビッド・ターンブルに序列で抜かれ、さらに負傷でアピールのチャンスも逃した。その後、ポジションを取り戻した旗手は、クラブとの契約を延長したものの、まだかつての彼のようには見えない」

 さらに、ラツィオ戦では中盤で出場したMFカラム・マグレガー、MFマット・オライリーだけではなく、ピッチに立ったすべての選手の中で最もボールタッチが少なかったことに触れ、「後半17分にベンチに下がったDFナット・フィリップスでさえも、より多くのボールタッチ数があった」と、旗手が試合から消えていたことを問題視している。

 ラツィオ戦では顔に肘打ちを受けたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がスルーしたことが物議を醸しているが、「ラツィオ戦での打撃は、ロジャーズ監督がキルマーノック戦で旗手を休ませるためのサインになるか」と、先発落ちの可能性があるとして注目している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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