リーグカップ戦で好プレーを見せた冨安

　イングランド1部アーセナルは9月30日にプレミアリーグ第7節でボーンマスと敵地で対戦する。負傷やコンディション不良で主力選手の多数決場が予想されるなか、日本代表DF冨安健洋は27日のリーグカップ3回戦ブレントフォード戦（1-0）に続いてセンターバック（CB）での先発が予想されている。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。

　ここまでリーグ戦で4勝2分と無敗で5位につけるアーセナルだが、ここに来て負傷者が続出している。開幕戦で今季絶望の重傷を負ったオランダ代表DFユリエン・ティンバーとそけい部を痛めているガーナ代表MFトーマス・パーティーの欠場が確実。さらにイングランド代表FWブカヨ・サカ、同MFデクラン・ライス、ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ、ベルギー代表MFレアンドロ・トロサールもそれぞれ怪我の影響で今週のトレーニングをすべて欠席しており、出場は当日判断となりそうだ。

　ミッドウィークのカップ戦に出場したフランス代表DFウィリアム・サリバとポルトガル人MFファビオ・ビエイラもコンディション不良のため、ボーンマス戦出場は微妙。ミケル・アルテタ監督はトップチームの最大8人が起用できない状況になる可能性がある。

　そうしたなかで、同紙の予想先発は以下の通りとなった。

GK
ダビド・ラヤ

DF
ベン・ホワイト
冨安健洋
ガブリエウ・マガリャンイス
オレクサンドル・ジンチェンコ

MF
マルティン・ウーデゴール
デクラン・ライス
カイ・ハフェルツ

FW
ブカヨ・サカ
ガブリエウ・ジェズス
リース・ネルソン

　ライスとサカは出場の見通しで、熾烈な争いが繰り広げられているGKのポジションではイングランド代表GKアーロン・ラムズデールではなく、スペイン代表GKラヤが起用されることになりそうだ。そしてサリバに代わる右CBには冨安の名前が記されていた。

　アーセナルではサイドバック（SB）が主戦場だった冨安だが、ブレントフォード戦では右CBとして先発し、安定感抜群の守備で1-0の完封勝利に貢献。現地メディアでもSB以上の出来だったのではと高く評価された。「バックラインならどんなポジション、どんなフォーメーションでもプレーできる」とアルテタ監督からも絶賛されていたユーティリティーな24歳は2試合連続でスタメンに名を連ねることができるだろうか。