レアル、欧州5大リーグワースト2位の決定力不足 久保ら“元所属選手”の「大成功」にスペイン紙注目

今季好調の久保建英とアルバロ・モラタ【写真:ロイター】
今季好調の久保建英とアルバロ・モラタ【写真:ロイター】

モラタの5点を筆頭に久保やセルヒオ・アリバスが4点など、元レアル選手たちが活躍

 スペイン1部レアル・マドリードはラ・リーガ第6節でアトレティコ・マドリードとのダービーに1-3で敗れ、今季初黒星を喫した。新加入のイングランド代表MFジュード・ベリンガムが5得点と1人気を吐いているが、チームとしてはシュート86本で11得点と決定力の低さが露呈している。そのなかで、得点ランキング上位にスペイン代表FWアルバロ・モラタや日本代表MF久保建英など元レアル選手が並んでいる現状にスペイン紙が注目している。

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 王座奪還を目指すレアルは今季開幕5連勝を幸先のいいスタートを切った。しかし、ラ・リーガ第3節セルタ戦(1-0)から第4節ヘタフェ戦(2-1)、第5節レアル・ソシエダ戦(2-1)、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦のウニオン・ベルリン戦(1-0)と4試合連続で1点差勝利と僅差の戦いが続いてきた。そして前節アトレティコ戦ではカンテラ出身のモラタに2得点を許すなど、1-3で敗戦。ついに今季初の黒星がついた。

 ここまで6試合でチーム総得点は「11」。新加入のベリンガムが5得点で得点ランクトップタイに位置しているとはいえ、得点源として期待されているブラジル代表FWロドリゴやブラジルFWヴィニシウス・ジュニオールはともに1得点にとどまるなど、チームとしては物足りない数字だ。チームのシュート総数は86本で、シュート決定率が約12.8%と決定力不足が浮き彫りとなっている。

 これは欧州5大リーグの中でフランス1部ブレストの10.96%に次ぐワースト2位の記録だという。ライバルのスペイン1部FCバルセロナはシュート76本で16得点(7試合)で21.05%、アトレティコは44本で13得点の29.5%となっている。

 このように、得点力不足は今季のレアルが改善すべきポイントとなっている。そうしたなかで、スペイン紙「エル・ペリオディコ・デ・エスパーニャ」は「レアル・マドリードの得点記録はヨーロッパでもワーストクラスだが、元選手たちは大成功を収めている」と報じた。

 モラタ(5得点)を筆頭にソシエダの久保、アルメリアのMFセルヒオ・アリバス(ともに4得点)、バレンシアのFWウーゴ・ドゥーロ、マジョルカMFボルハ・マヨラル、ベティスFWウィリアン・ジョゼ(いずれも3得点)とレアルに在籍経験のある選手たちが得点ランキングの上位に並んでいる。

 レアルは絶対的エースだった元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)の退団によって得点力不足が課題となっているなかで、レアルを飛び出して新天地を求めた選手たちはゴールを重ねて注目を集めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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