森保一監督、欧州遠征で9試合を視察「これからの期待が膨らんだ」 長期離脱から復帰の中山雄太の評価は?

日本代表の森保一監督【写真:徳原隆元】
日本代表の森保一監督【写真:徳原隆元】

「選考のテーブルに上がってくる選手」と言及

 日本代表の森保一監督が9月26日、欧州遠征から帰国した。9月に国際親善試合でドイツ、トルコと対戦した2連勝。その後、欧州視察で9試合を観戦して日本に戻ってきた。

「9試合ということで、ヨーロッパで選手たちが活躍しているなということと、チーム内での存在感が増してるということも感じましたし、国内のリーグ戦、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)と、そこでも得点を取って存在感を示している選手は非常に多いので、さらにこれからの期待が膨らみました。選手層、日本人の選手たちが世界の舞台で活躍するということはもう間違いなく日本サッカーの発展だと思いますし、嬉しいことですけど、ということと同時に、選手選考に関しては難しくなったなということも改めて感じました」

 森保監督が直接視察はできなかったが、カタール・ワールドカップ(W杯)メンバーに選出されながらも負傷で不参加となったイングランド2部ハダースフィールド・タウンFCのDF中山雄太についても言及。9月20日のリーグ第7節ストーク・シティ戦でセンターバック(CB)としてフル出場を果たし、25日第8節コベントリー戦でも90分プレーした。状態が戻りつつある東京五輪世代のリーダー的存在について評価した。

「出た試合にはコーチに視察に行ってもらっていますし、私も確認しています。長期で離脱した後にフル出場していて、しかも非常にハードワークしているプレーを見て、リカバーはできているな、ということと、長期離脱の後90分あの舞台で試合に出るということは驚きもありました。選考については、テーブルに上がってくる選手だと思います。けど、最終的に選べるかどうかというのはこれまでの活動と、またこれからの活動に向けてどういうチーム作りをしていったらいいかということをやってきた土台がゼロになってしまうと、チーム作りとしても11月から始まるアジア予選であったり、W杯に向けてもチーム作りがうまく進んでいかないと思いますので、いろいろとベースの部分とか土台の部分をしっかりするということと試したい選手をどう招集するかというのは、考えていきたい」

 負傷による長期離脱で日本代表からは遠ざかっている中山だが、左サイドバック(SB)やCB、ボランチなどさまざまなポジションがこなせるだけに今後の動向にも注目が集まりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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