苦境のマンU、指揮官テン・ハフは「素晴らしい監督」 今季3敗目も海外記者が擁護する訳とは?

マンUを率いるテン・ハグ監督【写真:ロイター】
マンUを率いるテン・ハグ監督【写真:ロイター】

ロマーノ氏がユナイテッドのチーム事情を考察

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは9月16日のプレミアリーグ第5節でブライトンに1-3で敗れた。今季早くも3敗目を喫したチームへの風当たりが強まっているなか、移籍のスペシャリストとして知られるイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏はユナイテッドがパニックになる必要はないとし、エリック・テン・ハフ監督を擁護している。

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 ユナイテッドは本拠地オールド・トラッフォードにプレミアリーグで3連敗中のブライトンを迎えた。試合開始直後はリズム良く攻撃に出るシーンを作ったが、徐々に相手にペースを握られ、後半26分までに3失点を喫した。途中出場のチュニジア代表MFハンニバル・メイブリがミドルシュートを決めて一矢報いたが、そのまま1-3で敗れた。

 ロマーノ氏は英メディア「Caughtoffside」でユナイテッドについて言及していた。同氏は「ホームでの敗戦は明らかに一部のファンに警鐘を鳴らすものだ」とユナイテッドにとって手痛い敗戦だったことを認めたうえで「テン・ハフは昨季難しい状況を引き継いだところから素晴らしい仕事をしている」とオランダ人指揮官を擁護した。

 現在、新加入のイングランド代表MFメイソン・マウントや最終ラインの主力であるフランス代表DFラファエル・ヴァランら複数の主力が怪我により戦線離脱中。さらに右サイドのブラジル代表FWアントニーは元恋人への暴行疑惑のために現在は休職中。こうした状況を鑑みても、ロマーノ氏は指揮官には立て直しの時間を与えるべきとの持論を展開している。

「彼には時間や、怪我から復帰してくる選手が必要だ。別の理由で重要な選手が起用できない状況でもある。落ち着いて彼に仕事をさせるべきだ。彼は素晴らしい監督なんだ。パニックになる必要はない」

 昨季プレミアリーグで3位となり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導いたテン・ハフ監督。この苦境を乗り越え、チームを再び浮上させることはできるのだろうか。

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