日本は6月にエルサルバドルとペルー、9月にドイツとトルコに快勝

　森保一監督率いる日本代表は、9月の欧州遠征でドイツ代表に4-1、トルコ代表に4-2で快勝した。昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）に続きドイツに2連勝を飾るなど、日本の戦いぶりに世界が注目するなか、韓国メディアは「かつて指摘された決定力不足は、もはや課題として挙げられない」と注目している。

　日本は現地時間9月9日（日本時間10日）にヴォルフスブルクでカタール・ワールドカップ（W杯）で勝利（2-1）したドイツと再戦。MF伊東純也が幸先良く先制ゴールを奪取すると、一度は同点に追い付かれるも、FW上田綺世、FW浅野拓磨、MF田中碧に得点が生まれ、4-1で快勝を飾った。

　また、9月12日にはベルギーのヘンクへ移動してトルコ代表と対戦。MF伊藤敦樹の得点で先制すると、MF中村敬斗が2ゴール、途中出場のMF伊東純也もPKで追加点を奪い、4-2で勝利した。

　森保監督が続投した日本はカタールW杯後に4勝1分1敗なのに対し、ユルゲン・クリンスマン監督率いる韓国は6戦目でようやく初勝利を挙げるなど1勝3分2敗と、結果に差が出ている状況。韓国メディア「ilyonews」は「我々はようやく初勝利なのに…勢いに乗るアジアのライバル国」と見出しを打ち、アジアのライバル国に目を向けている。まず、言及したのは好調の日本だ。

「今、アジアで最も注目を集めているチームは日本だ。2022年のカタール・ワールドカップ（W杯）でベスト16入り後、森保監督が続投。直近の親善試合で弾みをつけており、6月のエルサルバドル代表、ペルー代表に連勝したのに続き、9月には欧州遠征でドイツ代表、トルコ代表にも大勝した。特に、ドイツに4-1で勝利した一戦は、世界的な関心を集めるのに十分だった。日本はカタールW杯グループリーグでもドイツに勝っており、ドイツは2連敗。しかも4失点の衝撃に、ドイツは史上初となる監督更迭を決断した。日本はその後のトルコ戦でも4-2で快勝。4試合連続で4ゴール以上を記録しており、かつて指摘された決定力不足は、もはや課題として挙げられない」

　記事では、アミール・ガレノイー監督体制となったイランにも注目。「韓国のもう1つのライバル国イランは、国際Aマッチ6連勝をマーク中。今年6月の中央アジア選手権ではウズベキスタン代表を破って優勝した。9月にはブルガリア代表、アンゴラ代表に勝利。カタールW杯以後、アミール・ガレノイー監督体制で7戦負けなしだ」と警戒していた。