トルコ戦で生まれた先制点シーンに海外記者が着目

　日本代表は9月12日にベルギーのゲンクでトルコ代表と国際親善試合を実施し、4-2と快勝した。9日のドイツ戦（4-1）に続き4ゴールを奪っての快勝となったなか、海外記者はトルコ戦で生まれた先制点シーンに着目し、9月の欧州遠征の中でも「最も美しいゴール」と称えている。

　9月の欧州遠征初戦となった9日のドイツ戦を4-1で制した日本。昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）に続くドイツからの勝利が大きな反響を呼んだなかで迎えたトルコ戦でも、4得点を重ねた。先制点は代表2試合目の出場で初スタメンを飾ったMF伊藤敦樹の左足からもたらされた。

　前半15分、右サイドに流れてパスを受けた伊藤は、そこからMF堂安律とワンツーパスでカットイン。ゴール正面近くまで入り、左足でニアサイドの上に強烈ミドルを叩き込んだ。背後からの映像では針の穴を通すような絶妙コースを突いた軌道が鮮明に捉えられ、まさに極上のミドル砲だった。

　このゴールに、米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版や「FOX SPORTS」ブラジル版などのスポーツ解説者を務めるレオナルド・ベルトッツィ氏が着目。自身のX（旧ツイッター）上で「ドイツでの4-1の勝利に続き、日本はトルコを4-2で下した。最も美しいゴールは、伊藤敦樹のものだった」と称えている。

　トルコ戦では4点目のPK奪取につながったMF伊東純也の高速ドリブルシーンが話題にもなったが、ベルトッツィ氏は伊藤の正確な左足ミドル弾を「日本のマシン」と表現。ドイツ戦に続き得点を重ねた日本の戦いぶりが海外でも注目を集めたなか、味方との好連係から生まれた得点シーンが脚光を浴びていた。