日本が国際親善試合でドイツと対戦…伊東、上田らのゴールで4-1勝利

　日本代表DF冨安健洋は、現地時間9月9日に行われた国際親善試合ドイツ代表戦にフル出場すると4-1の勝利に貢献。「W杯の勝利とはまた違った勝利」と振り返った。

　日本は前半11分にMF伊東純也のゴールで先制。銅18分に追いつかれたものの、直後にはFW上田綺世が勝ち越しゴール。後半終了間際にはFW浅野拓磨とMF田中碧がゴールを重ねた。冨安は前半に4バックのセンターバックをDF板倉滉と組むと、FWレロイ・サネに気迫のこもったタックルでピンチを防ぐなど充実。後半は相手ボール時に3バックに変化して守る戦術の中で、ゴール前に空中戦で身体を張るなど力強さを見せた。

　試合を終えた冨安は「まずはしっかりと勝てたことが大きい。ゲームをうまく進めるというか、1点を取って追いつかれてしまったけど、その後に2-1にして前半を折り返して、守りながらも追加点を取りにいくという指示も出ていた。最後に3点目、4点目と取れたので狙い通りのサッカーができたと思う」と振り返った。

　そのうえで守備戦術の変化について「まずはコンパクトにすること。ラインが下がってしまうと中盤や前に影響が出て、回させているより押し込まれて回されてしまう。ラインを押し上げてコンパクトにするのは試合前から話していたので、それはできたと思う」と、手応えを口にした。

　昨年のカタール・ワールドカップ（W杯）のグループステージでの勝利（2-1）に続くドイツ戦の連勝となったが、かなりの時間で守備一辺倒になった当時とは内容もかなり違ったものに。冨安は「同じドイツだけど、W杯の勝利とはまた違った勝利だと思うので次につながると思う。もっと期待してほしいし、W杯まで3年あるけどよりいいチームになってベスト8の壁を破って上に行くことを今から意識したい」と、先を見据えていた。