南野拓実、不振の1年を“自己分析”「僕にとって難しかった」 適応に苦労した仏リーグの印象は?「特に肉体的に…」
今季は開幕2試合で2ゴール2アシストと好スタート
フランス1部ASモナコに所属するMF南野拓実は現地時間8月20日、リーグ・アン第2節ストラスブール戦(3-0)で2ゴール1アシストを記録した。開幕節では1アシストをマークしており、2試合で2ゴール2アシストと好調なスタートを切っている。23日に記者会見に出席した南野は、1ゴールと振るわなかった昨シーズンについて振り返っている。
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試合は前半20分、前線の味方との連係で一度はボールを失うが、すぐさま相手にプレスをかけボールを刈り取る。南野はそのまま前を向き右足一閃。ペナルティーアークより手前、やや右から放った一撃は距離があるなかゴール左に綺麗に突き刺さった。
さらに前半36分には左サイドからのアーリークロスをヘディングで合わせこの日2点目。後半に入っても南野は止まらず。後半13分にセンターサークル付近で縦パスを受けた南野は、前線に走る主将FWウィサム・ベン・イェデルへ絶妙なスルーパス。ベン・イェデルのゴールでリードを3点に広げ、南野には嬉しいアシストが付くことになり、この日は全得点に関与する大活躍を見せた。
23日に記者会見に出席した南野は移籍1年目で苦境に立たされた昨シーズンについて言及。クラブの公式サイトで公開されている。
「新しい国、新しいリーグ、新しい文化に適応しなければならなかったので、昨シーズンは僕にとって少し難しかった。でも今は本当に感触も良く、フランスとモナコがとても特別な場所だと感じている。そして私はフランス料理が大好きです(笑)。地元の名物であるバルバジュアン!」
昨季はフランス挑戦初年度ということもあり、適応に苦労したという。「フランスリーグは本当に難しく、特に肉体的に非常に厳しい。ピッチ上でボールを持った時は、非常に迅速に決断を下さなければならない。非常に優れた若い選手もいると言わざるを得ない」と、リーグの印象を述べた。だが、今季はザルツブルク時代の恩師アディ・ヒュッター監督の下で復活を遂げている。
「個人的には、ゴールやアシストの数を自分に設定したくない。何よりも、できる限りプレーして、できる限り決定力を発揮したい。とても感触が良くて、自分の資力を十分に確保できているのは、プレシーズンと体調が非常にいいという事実のおかげ。僕ができることを証明したい」
南野にとっては勝負の年。重ねてきた努力が花開くよう、覚悟を決めているはずだ。