鹿島に勝利も…日程に苦言のペトロヴィッチ節 「ほぼ1か月の中断があり、試合勘が難しい」

「第2戦では攻撃の部分で見せていきたい」

 こう語ったペトロヴィッチ監督だが、自らが築き上げた連動性溢れるアタックを繰り出す場面が少なかった点には納得していない様子で、年間獲得勝ち点1位に輝いたプライドも行間ににじませた。

「守備の部分では鹿島をコントロールできたが、攻撃はまだ我々らしさを出し切れなかった。この戦いというのは、鹿島にとっては失うものがない戦いとなる。鹿島は川崎に勝ってコマを進めた準決勝を進めたけど、選手たちはやはり年間で最もポイントを取ったチームだと証明したいと思っているでしょうし、第2戦では攻撃の部分で見せていきたいと思います」

 指揮官は「私にとっても緊張感のあるゲームだった。22年間試合しているが、34試合で74ポイントという記録的なポイントを取った。1カ月のインターバルがあった後に、もう一回決勝がある。私にとって未知数の試合だった」と日程に注文をつけつつも、今季勝点74を取ったチームの安定感に大きな自信を覗かせた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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