王者ユベントスを3−1で下したジェノア 世界屈指の闘将の息子が2ゴールでジャイキリの主役に

ジオバニ・シメオネが名手ブッフォンを凌駕

 イタリアの絶対王者ユベントスを撃破した原動力は、世界屈指の“闘将”の息子だった。現地時間27日のリーグ第14節で、ユベントスは敵地に乗り込みジェノア戦に臨んだ。ジェノアはアトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の息子であるFWジオバニ・シメオネの2ゴールなどでユベントスを3-1で粉砕している。

 現役時代に守備的MFとしてハードマークが信条だった父と違い、ストライカーである息子シメオネの見せ場はいきなりやってきた。前半3分、チームが敵陣でボールを奪取後にゴール前へ侵入すると、ユーベGKジャンルイジ・ブッフォンがシュートを止めたところに反応。こぼれ球を押し込んでいきなりの先制ゴールを挙げた。

 さらに10分後、右サイドのペナルティーエリア角付近から上がったクロスに対し、マーカーを振り切ったシメオネは体をひねりながらのヘディングで鮮やかに決めた。2度にわたり鉄壁守護神ブッフォンを破り、この日2ゴール。前半のうちに追加点を挙げたジェノアはユベントスの反撃を後半の1点に抑え3-1で勝利した。

 試合後、イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」のインタビューに応じたシメオネは、ユーベ撃破の喜びを語っている。

 

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