鹿島FW鈴木優磨が魂の咆哮! 6戦ぶりの一撃にガッツポーズ…チームを救う同点弾で試合を振り出しに

同点ゴールを決めた鈴木優磨【写真:徳原隆元】
同点ゴールを決めた鈴木優磨【写真:徳原隆元】

1点を先制されるも、コーナーキックにヘディングで合わせて同点ゴール

 リーグ戦4試合ぶりの勝利を目指す鹿島アントラーズは、7月16日のJ1リーグ第21節でFC東京と対戦。前半9分にFWディエゴ・オリヴェイラに先制される展開になるが、FW鈴木優磨のゴールで同点に追い付いている。

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 ピーター・クラモフスキー監督の就任後、失点のなかったFC東京に先制された鹿島だが、頼れるエースが結果を出す。前半23分に左コーナーキックを獲得すると、MF樋口雄太がゴール前にクロスを入れる。ここに飛び込んだ鈴木が、ファーサイドでマークを外して打点の高いジャンプを見せ、ヘディングでボールを捉える。ボールはクロスバーの下を叩いてゴールに決まり、FC東京にとってはクラモフスキー監督体制でのリーグ戦初失点となった。

 FC東京のサポーターの目の前のゴールに、第15節の鳥栖戦(2-2)以来6試合ぶりとなるゴールを決めた鈴木は、得点を決めると右コーナーフラッグの方向へと走り出し、ジャンプをしてからFC東京のゴール裏に向かってガッツポーズを見せた。

 試合前の選手紹介の際にも、一番大きなブーイングを集めていた鈴木に対し、FC東京のサポーターから再びブーイングが浴びせられるが、逆サイドのゴール裏からは大きな歓声が上がる。鈴木はピッチにひざまずいて、空を見上げながら両手を力強く突き上げた。そして、悠々と自陣に戻る際には、反対のゴール裏の鹿島サポーターに向かって右手で指をさし、拳を握りしめた。

 リーグ戦3試合勝利から遠ざかっている鹿島にとって、FC東京は前回の連勝を5で止められた相手でもある。そんな相手にアウェーで勝ち、再び勢いを取り戻せるだろうか。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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