鎌田大地にローマが急接近 元同僚加入も追い風と伊報道「契約はすぐに成立する可能性がある」
ミラン移籍話が停滞
ドイツ1部フランクフルトを退団した日本代表MF鎌田大地にイタリア1部ASローマが急接近しているようだ。イタリア「カルチョメルカート・コム」によれば、ターゲットにしていた下部組織出身MFダビデ・フラッテージ(サッスオーロ)の獲得が難しくなったことで、鎌田に白羽の矢が立つ可能性があるという。
鎌田は昨季限りでフランクフルトと契約満了。イタリア1部ACミランへの加入が決定的と見られていたが、強化担当者のパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)らが退任したことで契約は白紙に戻ったと報じられていた。その後、同じイタリアのインテル、ローマが新天地として浮上している。
ローマはサッスオーロのイタリア代表MFフラッテージ獲得に動いていたようだが、この23歳は3200万ユーロ(約50億円)でインテル行きが濃厚となっている。ローマのオファー額は3000万ユーロ(約47億円)だった。
すると、ローマは移籍市場でフリートランスファーで獲得できる選手に着目。そこで浮上していたのが、ミラン移籍が凍結状態の鎌田だったようだ。ジョゼ・モウリーニョ監督も昨季の基本システムだった3-4-2-1システムのなかで、鎌田をシャドーの一角、あるいはイタリア代表MFブライアン・クリスタンテと並ぶ中盤センターで起用できると考えているという。
また、ローマは今夏に昨季までフランクフルトで鎌田と同僚だったコートジボワール代表DFエバン・エンディカを獲得している。親交あるエンディカの存在もあってローマと鎌田が急接近しているようで、「契約はすぐに成立する可能性がある」と伝えられている。
鎌田をフリーで獲得できた場合、浮いた3000万ユーロをスペイン代表FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)やイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ(ウェストハム)ら別のアタッカー獲得に費やす可能性もあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)