中村俊輔は「ベッカムと並んで史上最高のFKキッカーの1人」 欧州CL“伝説のFK”弾に再脚光

セルティック時代の中村俊輔【写真:Getty Images】
セルティック時代の中村俊輔【写真:Getty Images】

CL公式インスタグラムが伝説の一撃に再脚光

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)公式インスタグラムが、元日本代表MF中村俊輔氏が名門マンチェスター・ユナイテッド戦で決めた伝説フリーキック(FK)弾に再脚光を当てている。

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 中村氏は桐光学園高から1997年に横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)入り。2002年以降は欧州に活躍の舞台を移し、レッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)でプレーした。

 2005年から在籍したセルティック時代には、4年でリーグ優勝3回、06-07シーズンには年間MVPに輝くなどセンセーショナルなプレーでファンを魅了。とりわけ、伝説として語り継がれているのが、2006-07シーズンのCLで名門ユナイテッド相手に決めたFK2発だ。

 敵地オールド・トラッフォードで迎えたグループステージ第1節(2-3)でCLデビューを飾った中村氏は、1-2で迎えた前半43分、ゴール正面やや右、約20メートルの絶好の位置で得たFKのチャンスで美しい放物線を描いた直接FK弾をマーク。元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールが一歩も動けない完璧な一撃だった。

 さらに圧巻だったのが、ホームで行われた第5節(1-0)のゴールだ。0-0で迎えた後半36分、ゴールから約30メートルの位置からのFK場面で、中村氏のキックは壁の上を越えて急激に落ち、GKファン・デル・サールも防げない衝撃FKを叩き込んだ。

 この一撃が決勝点となり、セルティックは現行方式で初のグループステージ突破。中村氏は日本人選手として初めてCL決勝トーナメント進出を果たすなど、まさに伝説の人となった。

 特大なインパクトを放ったFKゴールから約17年の月日を経た今なお、語り継がれる一撃を、CL公式インスタグラムが「Shunsuke Nakamura」と綴って投稿。海外ファンからは、「ベッカムと並んで史上最高のFKキッカーの1人だ」「黄金の左足」「伝説」「完璧」「美しい軌道だった」などと、改めて称賛の言葉が送られていた。

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