J1名古屋が2位躍進! ベンゲル、リネカー、ストイコビッチ…名手が在籍した日本のクラブに英注目

現在リーグ2位につける名古屋【写真:徳原隆元】
現在リーグ2位につける名古屋【写真:徳原隆元】

英国メディアも、かつての名手が在籍した日本のクラブに注目

 J1名古屋グランパスは今シーズン、上位争いを繰り広げている。17節を終え、2位に浮上した名古屋について、英紙「デイリー・ミラー」も特集。その強さに迫っている。

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 名古屋はかつて、元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏や、“ピクシー”ことドラガン・ストイコビッチ氏などの名手が在籍。1995年から96年までは名将アーセン・ベンゲル氏が監督を務めるなど、その歴史は海外でも注目を集める。

「デイリー・ミラー」紙は「ベンゲル、リネカー時代を経て、過去の栄光を追い求める名門名古屋グランパス」と題して名古屋を特集。今シーズン上位を争うクラブのルーツに迫っている。

 90年代には、選手としてリネカー氏やストイコビッチ氏が活躍。特に1995シーズンには、ベンゲル監督率いるチームでJ1準優勝の結果を残す。2010年にはドラガン・ストイコビッチ氏が監督として率いたチームがJ1初優勝。「しかしその後、上昇と下降を繰り返した」と、同紙は成績を振り返っている。

 16シーズンでクラブ史上初のJ2降格を経験。翌シーズンにプレーオフを勝ち抜き、1年でのJ1復帰を果たした。19年シーズン途中からはマッシモ・フィッカデンティ監督が就任。「イタリア人指揮官のマッシモ・フィッカデンティは2、3度の素晴らしい成績を残し、後任の長谷川健太は今シーズンの躍進に大きく貢献している」と、名古屋が復活を遂げる流れを辿った。

 昨シーズンから就任している長谷川健太監督は、迎えた2期目でチームを立て直す。今シーズン、開幕2連勝でスタートすると順調に勝ち点を重ね、17試合を終えてリーグ2位に浮上。勢いそのままに6月24日の第18節FC東京戦に挑む。

 続けて、今季の名古屋の強さについて考察。「オーストラリア人GKのランゲラックはボルシア・ドルトムントでユルゲン・クロップの下でプレーし、点取り屋のキャスパー・ユンカーはFKボデ/グリムトがリーグ優勝した2020年にノルウェーで得点王に輝いた」と、在籍する助っ人たちの存在を1つの理由に挙げた。

 また記事では「名古屋グランパスは今、リネカーとベンゲルから30年近くを経て、90年代に彼らが目指した高みに到達できることを世界に思い起こさせるチャンスを手にしている」と、今季上位に食い込めば再び、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)への道も開けることにも触れている。

「名古屋グランパスにとっては、このレベルの大会への出場権をコンスタントに獲得することが重要だ。2021年には10年近くぶりに準々決勝に進出し、再び出場を果たそうとしている」

 現在、直近のリーグ戦は4連勝中の名古屋。1位の昨季王者・横浜F・マリノスにどこまで迫ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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