J1浦和に大健闘の関西大、延長戦で無念 主将マークFW、プロとの差実感「まだまだ足りない」

関西大学が浦和相手に善戦(写真はイメージです)【写真:高橋 学】
関西大学が浦和相手に善戦(写真はイメージです)【写真:高橋 学】

天皇杯・浦和戦で90分間スコアレス、延長戦で力尽き0-1敗戦

 関西大学は6月7日の第103回天皇杯2回戦で、J1の浦和レッズと対戦。十分に苦しめるだけのものを見せるも延長戦で力尽きて0-1の敗戦となった。キャプテンマークを巻いたFW西村真祈は、「地力の差が出た」と悔しがった。

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 関西大は前半の立ち上がりは勢いがよく、敵陣に切り込んでシュートを打つ場面も作った。徐々に浦和ペースになるも両者無得点で試合が進んだ。そして、関西大の最大のチャンスは後半42分、DF川島功奨が放ったシュートを浦和DF岩波拓也がブロックしたゴール前のこぼれ球に、FW大矢瑞樹がフリーで飛び込むビッグチャンスがあった。しかし、シュートを枠内に抑え込めずにチャンスを逃すと、延長戦で決勝ゴールを許す形で敗れた。

 前回大会はセレッソ大阪に1-3で敗れ、そのゲームにも出場した西村は「レッズさんも守り切って、自分たちもそうだったけど、そこで決め切れるか。セレッソさんと去年やった時もその地力の差が出た」と悔しがった。一方で、その1年前との比較では「最後の球際はセレッソさんと対戦した時に足りずに、自分たちのミスで失点した。球際や走り切るところは去年よりもできたと思う」と、成長を感じた部分もあったようだ。

 試合後に浦和サポーターの陣取るゴール裏スタンドへ挨拶に出向くと大きな拍手と声援が送られ、バックスタンドやホームスタンドからもスタンディングオベーションがあった。西村は「サポーターの声援はACL(AFCチャンピオンズリーグ)などのニュースで耳にしていた。圧も受けてしまったけど、その中で自分たちのプレーはできたと思う。自分たちは負けてしまったけど、次に向かって頑張れという声援をいただいた」と話した。

 メンバーには関西を中心にJリーグクラブのユース出身選手や、全国高校サッカー選手権への出場経験を持つ選手もいる。それだけに西村は「Jリーグに入ってプロになりたい選手が多いなかで、まだまだ足りないところが多いと実感した」と話し、1点差の惜敗とはいえ悔しさを吐露していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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