J1浦和対鹿島、白熱の“オリジナル10対決”はドロー決着 手堅い守り崩せず痛み分け

浦和×鹿島は0-0で終了【写真:徳原隆元】
浦和×鹿島は0-0で終了【写真:徳原隆元】

両者譲らない展開で試合は推移、ともにゴールへ迫るも決め手欠く

 J1は6月4日に第16節を各地で行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズと鹿島アントラーズが対戦した。

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 第11節延期分のサンフレッチェ広島戦(2-1)から中3日の浦和は、スタメンを3人変更。MF大久保智明とFW興梠慎三、FWブライアン・リンセンがMF岩尾憲、MFダヴィド・モーベルグ、FWホセ・カンテに代わってスタメン入りした。対する鹿島は前節のサガン鳥栖戦(2-2)から先発を1人変更。MF仲間隼斗に代えて、MF佐野海舟が第7節の柏レイソル戦(0-1)以来の先発入りを果たしている。

 序盤から鹿島がボールを保持する時間が長くなるものの、浦和の守備をなかなか崩せない。浦和は前半15分にカウンターを仕掛け、MF安居海渡がボールを持ち上がり、左サイドに展開。左のMF関根貴大が上げたクロスにFWブライアン・リンセンが合わせたが、ミートし切れずに大きく上へ外れていった。

 鹿島は前半22分に、MFディエゴ・ピトゥカのシュートが枠を捉えたが、GK西川周作がボールを弾き出される。このCKの流れから鹿島はチャンスを作ったが、ピトゥカのシュートと鈴木のシュートは相手に阻まれて得点にはならなかった。

 互いに締まった守備を見せるなか、前半43分にはピトゥカが自陣でコントロールできなかったボールをリンセンが拾って距離のある位置からシュートを放ったが、右に逸れていった。前半の終了間際には、浦和がボールを保持する時間帯を作り、DF明本考浩のシュートが左ポストを叩く場面もあったが、鹿島の守備陣も耐え、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 後半のスタートから浦和はリンセンを下げて、MF岩尾憲を起用してボールをつなぐ狙いを鮮明にする。互いに選手交代を行い、フレッシュな選手を送り出すものの、なかなか守備を崩せない。浦和は後半21分に投入したモーベルグが左サイドからクロスを入れ、ホセ・カンテに合わせるが得点できない。

 押し込まれる時間の長くなった鹿島も、同29分には左サイドから攻め込み、安西のクロスにMFアルトゥール・カイキが合わせたが枠を捉えられなかった。結局、最後までどちらも譲らないまま、試合は0-0で終了。勝ち点1を分け合う結果に終わっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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