ドイツ代表デビュー戦でハットトリックの離れ業! ブレーク中のリオ五輪得点王が名刺代わりの3発
今夏ブレーメンに移籍した21歳のMFグナブリー 自らの活躍に驚きを隠せず
リオデジャネイロ五輪の得点王で、今夏にアーセナルからブレーメンに移籍したドイツ代表MFセルジュ・グナブリーが、11日に行われたワールドカップ予選サンマリノ戦でドイツ代表デビュー戦を飾り、ハットトリックという離れ業をやってのけた。ドイツは8-0で大勝し、今予選5試合完封勝利と盤石の戦いを披露している。
この試合の主役は左サイドで先発し、代表デビューとなった21歳のグナブリーだった。アーセナルでは出番がなく、今夏にブレーメンへ渡った俊英が決定力を見せた。
前半7分のMFサミ・ケディラの先制ゴールからわずか2分後だった。相手DFのクリアが短くなったところを広い、落ち着いて右足のシュートでネットを揺らした。後半13分にもDFラインの裏に抜け出してゴールを陥れると、同21分にはミュラーの浮き球パスを右足のインサイドで合わせる正確なボレーシュートでハットトリックを達成。ドイツはケルンで日本代表FW大迫勇也と同僚のDFヨナス・ヘクターが2得点を決めるなど大量8得点でサンマリノを沈めた。
英公共放送「BBC」は試合後のグナブリーのコメントを伝えている。「デビュー戦で3得点は予想していなかった」と、自らの活躍に驚きを隠せない様子だ。格下サンマリノが相手とはいえ、デビュー戦、それもW杯予選のプレッシャーをもろともしなかった。