「かつてないほどに泣いた」 ドルトムント、優勝逃して主将MF大号泣…まさかの残酷な結果「打ち砕かれた」

ドルトムントの主将マルコ・ロイス【写真:ロイター】
ドルトムントの主将マルコ・ロイス【写真:ロイター】

リーグ制覇の王手をかけていたものの、マインツ戦でドロー

 ドイツ1部ドルトムントは2011-12シーズン以来となるリーグ制覇に王手をかけて最終節マインツ戦を迎えたが、2-2と痛恨のドローでバイエルン・ミュンヘンに逆転優勝を許すまさかの結末を迎えた。

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 2位に勝ち点差2の首位でリーグ最終節を迎えたドルトムントだったが、マインツに前半だけで2点のリードを許す展開で試合は進んだ。後半24分にポルトガル代表MFラファエル・ゲレイロ、同アディショナルタイム6分にドイツ代表DFニクラス・ズーレが得点を奪って同点とするも、勝ち越しの1点を挙げることはできず、試合は2-2で終了した。

 一方で2位バイエルンは後半44分にドイツ代表MFジャマル・ムシアラの決勝点によってケルンに2-1で勝利。ドルトムントとバイエルンは勝ち点71で並んだが、得失点差で上回るバイエルンが前人未到の11連覇を達成。劇的な幕切れとなった。

 試合終了後、ドルトムント在籍11年目のドイツ代表MFマルコ・ロイスはピッチに崩れ落ちた。ドルトムントが最後にタイトルを獲得したのは11-12シーズンで、ロイスはその翌シーズンにボルシアMGから加入。バイエルンの背中を追い続けてきたなかで迎えた絶好の機会だったが、悲願のタイトルは目前のところでその手からこぼれた。

 ドイツ地元紙「WAZ」は「BVBのドラマ:マルコ・ロイスがかつてないほどに泣いた」と見出しを打ち、「このドルトムントの選手がこれほどまでに取り乱した姿を見るのは恐らく初めてだ。この土曜日はBVBにとって幸福感に満ちた1日になるはずだったが、それはマインツの選手によって打ち砕かれた」と、ドルトムントとロイスにとって残酷な結果を伝えていた。

 キャプテンとしてチームを牽引し、今年4月には2024年まで契約延長を果たしたロイス。11年ぶりのリーグタイトル獲得を逃す結果となったが、この悔しさを来季のリベンジへとつなげることになるのだろうか。

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