浦和が今季7勝目! 興梠慎三&カンテ弾が炸裂、アウェーで京都を2-0撃破

興梠慎三が京都戦で先制ゴール【写真:Getty Images】
興梠慎三が京都戦で先制ゴール【写真:Getty Images】

ハーフタイム明けのモーベルグ投入采配がピタリ、敵地で勝ち点3奪取

 浦和レッズがアウェーに乗り込んで臨んだ5月27日のJ1第15節、京都サンガF.C.戦は、FW興梠慎三の決勝ゴールなどで2-0の勝利を収め、今季7勝目を飾った。

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 浦和はルヴァン杯の川崎フロンターレ戦から中2日のゲームで、スタメンを完全に入れ替えた。一方の京都は7人が継続スタメン出場と、両監督の采配は分かれた。

 そのゲームは立ち上がりに京都が決定機を迎えた。先日のメンバー発表で初の日本代表入りを果たした京都のMF川﨑颯太が浦和MF岩尾憲から敵陣のペナルティーエリア付近でボールを奪うとそのままシュート。DFマリウス・ホイブラーテンのジャンピングブロックで阻まれたものの、勢いの良さをプレーで表現した。

 その後も浦和に厳しいプレスを掛けることでペースを握らせなかった京都だが、ゴール前に入り込む回数を多くすることはできなかった。一方の浦和もMF安居海渡がミドルシュートを放つ場面はあったものの、決定機と呼べるほどの場面はなく前半は0-0で終了した。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督はハーフタイム明けにMFダヴィド・モーベルグを投入。そして、この采配が生きた。後半7分、ゴール正面からやや右サイドでフリーキックを得ると、モーベルグが直接狙ったシュートは壁に当たって跳ね返ったが、右サイドに持ち出すとそのままファーサイドにクロス。ここにフリーになった興梠がヘディングで押し込んで先制になった。壁がニアサイドにできていたことから手薄になるファーサイドに素早くボールを入れたモーベルグのプレーが光った。

 反撃に出た京都は後半9分、敵陣左サイドでFWパトリックがボールを奪いとると素早くクロス。ここにFW豊川雄太が走り込んでヘディングシュートを放つも、クロスバーに当たって下に跳ねてゴールならず。こぼれ球を再び豊川がヘディングで狙ったが、GK西川周作が弾き出した。

 その後は両チームが交代を使いながら試合を進めていったが、京都は浦和の最終ラインを最後のところで破ることができずにこのまま無得点。逆に試合終了間際に浦和はMF伊藤敦樹のミドルをGKが弾いたところにFWホセ・カンテが詰めて追加点を奪い、2-0で勝利。周囲より消化が2試合少ない中で勝ち点24に伸ばして上位進出をうかがう位置につけた。

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