ブライトン三笘が1アシストの活躍! 前半2度の決定機逸も終始存在感…サウサンプトンに3-1の勝利

勝利したブライトン【写真:Getty Images】
勝利したブライトン【写真:Getty Images】

前半に悔しい2度の決定機シーンも

 イングランド1部ブライトンは現地時間5月21日、プレミアリーグ第37節サウサンプトン戦に挑み3-1の勝利を収めた。日本代表MF三笘薫は後半44分までプレーし、チーム2点目をアシストしている。

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 公式戦では4月1日のリーグ第29節ブレントフォード戦(3-3)以降得点から遠ざかっている三笘。この試合でリーグ5戦連続のスタメンを飾ったなか、左サイドで早速躍動する。

 前半7分、大きなフィードの跳ね返りを前線で三笘が拾うと、キックフェイントから中へ切り込みペナルティーエリア内からシュート。フリーで放った大きなチャンスだったが、ボールは惜しくも枠右に外れた。

 前半17分にはブライトンにピンチが訪れる。中盤でボールを奪われるとサウサンプトンがショートカウンターを開始。最後はペナルティーエリア右でパスを受けたMFカルロス・アルカラスがフリーでダイレクトシュートを放つ。ただこれは枠を捉え切れず、ブライトンは事なきを得る。

 その4分後には再び三笘へビッグチャンス。相手GKのパスをインターセプトすると、1対1の決定機に三笘は軽くボールを浮かせたシュートを選択する。しかしこれは左ポストに直撃し、惜しくもネットを揺らすことができなかった。

 得点まであと1歩のブライトン。待望の得点が生まれたのは、前半29分だった。ペナルティーエリア内でボールを受けたFWエバン・ファーガソンが右足をシンプルに振り抜きニアをぶち抜いた。

 さらに前半40分、左サイドで相手MFロメオ・ラビアの守備を振りほどき前進。さらにスピードアップし、相手が寄せてくる前に右足のアウトサイドで中央へ絶妙のグラウンダーのクロスを送る。ペナルティーエリア内へ入ってきたファーガソンがこの日2点目を冷静に沈めた。

 後半もポゼッションを高めチャンスを窺うブライトンは、ペナルティーエリア手前まで押し込む展開が続く。MFアレクシス・マック・アリスターなど積極的にシュートを放つも、ネットを揺らすことができない。

 そうしたなか後半13分、サウサンプトンはコーナーキックのチャンス。キックの名手MFジェームズ・ウォード=プラウズのボールに最後はMFモハメド・エルユヌシが決めて1点を返す。

 得意のセットプレーから得点し、勢いを増すサウサンプトンは後半20分だった。カウンターのチャンスから抜け出した快速FWセオ・ウォルコットがネットを揺らす。しかしこれはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)チェックの結果オフサイドとなり得点は認められなかった。

 一命を取り留めたブライトンだが、息を吹き返したサウサンプトンに苦戦する場面も増えていく。それでも後半22分には三笘が縦の仕掛けで倒され、相手DFジェームズ・ブリーへのイエローカードを誘発。少し流れを取り戻したブライトンは直後のコーナーキックのチャンスから、こぼれ球を拾ったMFパスカル・グロスが左足の強烈な一撃で追加点をゲットした。

 再び2点のリードを奪ったブライトン。三笘は左サイドで相手2人にマークに付かれているシーンも多く、警戒されるなかでも味方への中央へのパスで何度もチャンスを演出する。結局三笘に得点は生まれず、後半44分に途中交代に。チームはそのままリードを守り切り3-1で勝利を収めた。

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