「引いて守るより、ショートカウンターを」

「相手の状況にもよりますが、ホームなので、前から行くのであれば高い位置で取ってより早くゴールに、というところはずっとやってきている。オーストラリア戦みたいに一番後ろのブロックというやり方もある。試合でうまく使い分けができることが大事になってくる。そこはオマーン戦で一つトライしたい。全部が全部、前に行けないし、時間帯によっては、引いて守るっていうよりはショートカウンターを狙って」

　良い守備から良い攻撃につなげるのは、強いチームが必ずと言っていいほど実行していることだが、現在の日本代表は良い守備を攻撃のスタートにし切れていない面がある。西川自身も高精度の低弾道パントキックなど、攻撃の起点となるプレーに定評があるだけに、後方から良い攻撃のスタートを切ることが、チームの得点力アップに向けた相乗効果を生み出すと考えているようだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images