三笘薫、開始直後の失点シーンの課題を日本代表OBが指摘 「フリックが軽率だとは思わないが…」

ブライトンでプレーする三笘薫【写真:Getty Images】
ブライトンでプレーする三笘薫【写真:Getty Images】

元日本代表DF栗原勇蔵氏が三笘のプレーに見解

 イングランド1部ブライトンは、現地時間5月8日に行われたプレミアリーグ第35節エバートン戦で1-5と完敗を喫した。日本代表MF三笘薫はフル出場した一方で、開始直後にミスから失点に絡んでしまった。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、ボールロスト後の対応に課題があったと指摘している。

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 前半開始早々、三笘の狙った縦パスをカットされエバートンがカウンターを仕掛ける。MFアブドゥライェ・ドゥクレにあっさりと先制弾を許し、厳しい立ち上がりとなった。三笘は前半からドリブルで積極的に突破するシーンを作るが、一方で序盤のようなボールロストも目立つ。

 それでも前半24分には自陣でボールを拾ったボールでドリブルを仕掛け、右サイドで相手MFイドリッサ・ゲイェへのイエローカードを誘発するなど存在感を見せている。

 試合はその後、高いクオリティーのカウンターを見せたエバートンが4点を追加。後半34分にクロスに反応した三笘のシュートがポストに直撃し、最後はMFアレクシス・マック・アリスターに当たってネットを揺らすもブライトンの反撃はこの1点のみ。1-5で完敗を喫した。

 結果的に、立ち上がりに三笘がフリックを狙ったプレーがミスとなり、失点につながったことで苦しい展開となってしまった。

 元日本代表DF栗原氏は、「(ボールの)取られ方は良くなかったですが、サッカーにミスは付き物だし、フリックを狙ったプレーが軽率だとは思いません」と語りつつ、「そのあとのディフェンスの対応のほうが軽かった気がします。守備の人数は足りていたので、(アレックス・イウォビに対して)足を出さないで前を向かせなければ、失点した可能性は低かったのではないかと思います」と、改善の余地があったことを指摘していた。

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