「ミトマを窒息させた」 対峙した相手DFに英紙注目 敵将も称賛「逆サイドにある時でさえ…」

ブライトンでプレーする三笘薫【写真:Getty Images】
ブライトンでプレーする三笘薫【写真:Getty Images】

ブライトンはエバートンに1-5と大敗 三笘は先発フル出場

 イングランド1部ブライトンは現地時間5月8日、プレミアリーグ第35節でエバートンと対戦し、1-5で敗れた。日本代表MF三笘薫は左ウイングとして先発フル出場したなか、英紙は「ネイサン・パターソンがカオル・ミトマを窒息させた」と見出しを打ち、相手DFネイサン・パターソンとのマッチアップに注目している。

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 シーズンが終盤に突入するなか、上位争いに食い込んでいるブライトン。悲願のトップ4フィニッシュに向け、負けられない戦いが続いているが、エバートン戦ではキックオフからわずか33秒で被弾する。左サイドで三笘の縦パスがカットされると、エバートンは即座にカウンターを発動。体制の整っていないブライトンの陣地に一気に攻め込むと、最後はペナルティーエリア右からFWドミニク・キャルバート=ルーウィンが横パスを送り、ゴール前で構えていたMFアブドゥライェ・ドゥクレに押し込まれて、電光石火の先制点を許した。

 開始早々に出鼻を挫かれたブライトンは崩壊の一途を辿る。前半29分にドゥクレに2点目を叩き込まれ、同35分にはオウンゴールを献上。守備陣崩壊で前半を3失点で折り返すことに。後半頭から4枚替えで状況の打開を図るも、後半31分にMFドワイト・マクニールに追加点を奪われる。同34分には三笘が放ったシュートはポストに直撃したものの、MFアレクシス・マック・アリスターが押し込んで一矢を報いた。だが、同アディショナルタイムにもマクニールにトドメとなる5ゴール目を決められ、1-5の大敗を喫することになった。

 三笘は果敢に左サイドから仕掛けていたものの、マッチアップしたDFネイサン・パターソンを最後まで攻略するには至らなかった。英紙「デイリー・レコード」は「ネイサン・パターソンがカオル・ミトマを窒息させた」と見出しを打ち、敵将のショーン・ダイチ監督のコメントを紹介。「ミトマはおそらく今季のプレミアリーグにおける最高のサイドアタッカーの1人なので、今日はパターソンが素晴らしかった。彼はできる限りミトマを息苦しくプレーさせ、ボールが逆サイドにある時でさえ、彼から目を離さなかった」と称賛していた。

 三笘は今季ブライトンを牽引するパフォーマンスを発揮しており、ワールドクラスのサイドバックをことごとく圧倒してきたこともあって、終盤戦は三笘に対する対戦相手の対策も目立ってきた。残りの試合で勝ち点を積み上げるために、三笘のさらなる飛躍が求められることになりそうだ。

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