名古屋サポーターが久米社長に怒りのブーイング! 監督と選手には激励の拍手、主将の田口は涙の謝罪

セレモニーで挨拶した久米社長に、サポーターは怒りの矛先がぶつける

 名古屋グランパスは「オリジナル10」としては通算7クラブ目のJ2降格が決定した。試合後のセレモニーではボスコ・ジェロヴスキー監督、MF田口泰士の挨拶にはサポーターが拍手を送ったが、久米一正社長には耳をつんざくほどの大ブーイングが鳴り響いた。

 勝点を獲得すれば逆転残留のチャンスがあった名古屋だったが、待っていたのは悪夢だった。元日本代表MF山田直輝に2得点を許すなど、1-3で敗戦。試合終盤にはDF田中マルクス闘莉王が前線に上がって得点を狙ったが、反撃は及ばなかった。絶望の淵に立った選手たち、そしてパロマ瑞穂スタジアムに駆け付けたサポーターが涙するなかで、セレモニーで真っ先に挨拶した久米社長に怒りの矛先がぶつけられた。

 感情を抑えきれないサポーターは久米社長の名前が呼ばれた瞬間にブーイング。「今シーズンも誠にたくさんのご声援をいただきありがとうございました」との切り出しも聞こえないほどの罵声が飛んだ。

 久米社長はサポーターへの感謝を口にしつつ「今シーズンを謙虚に反省し、クラブ一丸となって戦いたいと思います。1年間、本当に、本当にありがとうございました」と締めたが、そのブーイングは鳴り止まなかった。

 

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